2018年4月

2018-04-24

BTC教育係の平野です。

 BTCでは4月3日に第36期生の入講式が行われ、男子11名・女子11名の計22名で研修がスタートしました。女の子が多いととても賑やかです…

 基本的な作業等については、13日に修了した第35期生に教わりながら放牧や集牧、手入れ等も1人でできるようになってきました。16日には騎乗訓練、23日には学科授業を開始し、どんどん研修内容が濃いものになっていきます。騎乗や作業での不慣れな面からくる体の痛みだけでなく、午後に食後の眠たい時間帯で行われる学科授業や試験など、慣れるまではかなり苦労すると思いますが頑張っていってほしいと思います。

Photo騎乗方法についてのレクチャー中

 16日には行者ニンニク取りに行き、焼き肉パーティーも行いました。そのように北海道ならではの楽しめるような課外研修も毎月のようにあります。(BTCの研修はただつらいだけの研修ではないです!)

Photo_2 教官から行者にんにくについて教わり…

Photo_3 いざ、山へ…

 第35期生については、無事16名が修了しました。JRAで行われた展示会や卒業供覧では、第36期生の目標となるような姿を見せることができたようでした。それぞれがこれから牧場で働いていくこととなりますが、BTCを卒業したことで満足せず、これから更にホースマンとして成長していけるよう精進して欲しいと思います。

2018-04-20

皆さん、こんにちは。ビッグレッドファームの堀田です。

各地に多大な影響を与えた冬も終わり、春の陽気に満ちてきた今日この頃。

こちら新冠も、時折雪混じりの雨が降り風はまだ肌寒いものの、春らしい芽吹きが景色の随所に出始めました。

約2か月前の大雪を思い返すと、当然の事ながら季節は巡るものだと感じます。

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Photo_2 さて、この時期に心が弾むのは春の到来ばかりではありません。

昨年に引き続き今年もビッグレッドファームに新入社員が加わり、一段と牧場が賑やかになりました。

まだ入社して1ヶ月も経っていませんが、判らない事があれば積極的に質問してきてくれますし、笑顔で仕事に取り組んでいる姿は、逆に元気をもらえます。

私個人としては丁度1年前の4月に投稿の本ブログで紹介した新人スタッフが、今年から一先輩スタッフになった事にとても感慨深さを感じているのですが、2年目に突入した当の本人達は初めての後輩ができる事に些か戸惑っているようでした。

話を聞くと「まだ自分自身が社員としても仕事の面にしても勉強中なのに、新人を教える側になれるのだろうか…」と心配していたようです。

しかし最初こそ会話にぎこちなさがあったものの、1年間で教わった事や得たものを自分なりに説明したり作業の様子を伺っていたりと、教える側として遜色は無い様に見えます。

新人指導は私たち自身も仕事への理解が深まる良い機会なので、更なるステップアップを図っていきたいと思っています。

そして、今年デビュー予定の若駒達にとっても新たな課題を与えられる時期でもあります。

坂路での通常調教に加え、トラックコースに備え付けられたゲートを利用した発馬練習が、雪解けのこの時期から本格的に始まります。

競走馬としてレースに出走するにあたり『ゲートからの発馬』はクリアしなくてはならない必須条件。ただ2歳馬にとっては初めての経験になるため段階を踏みながらゲートに馴らしていきますが、すんなりゲート練習を熟す馬もいれば、枠内に閉じ込めた際にじっとしていられない馬、枠内に入ること自体を拒む馬など、馬によって反応が違います。特に過剰に反応を示す馬のゲート練習は人馬ともに危険を伴うため、騎乗しているスタッフは勿論、ゲートの扉の開閉などを行う補助スタッフにおいても、如何に危険リスクを減らしながら馴らしていくことが出来るかを考えながら日々の調教に取り組んでいます。

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Photo_4 また1歳馬には、ラフィアンターフマンクラブの会員様向けの募集馬ツアー(6月下旬)に向けて準備が始動。馬体の冬毛抜きやタテガミの整髪、脚の水洗いなどの手入れが主ですが、現役調教馬では普通に行えるこれら全てが経験の少ない1歳馬にとって未知の体験です。馬体にブラッシングをされる事も嫌がる仔は嫌がるものです。とはいえ、手入れは馬体を綺麗にするだけでなく体を触られる事に馴らす意味あるため、妥協はできない作業でもあります。

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Photo_6 人も馬も成長していく上で必要最低限のマニュアルはあっても、生き物ゆえ正解は1つでない事が仕事をより面白くさせているのではないでしょうか。

競馬業界は競争の世界ではありますが、試行錯誤して行なってきた経緯や経験は自分の力に、果ては牧場を築き上げる原動力に繋がると思います。

今後も引き続き、スタッフ一同協力し高め合いながら牧場を支える1本の柱になれるように邁進していければと思います。

2018-04-19

2018年度(第40期)軽種馬生産育成技術者研修①

こんにちは。JBBA研修課の藤田です。

 さて、今月4月4日、2018年度(第40期)生産育成技術者研修生の開講式が行われました。

 全国各地からこの静内種馬場に集まった未来のホースマンたちは、馬の基本的な取り扱いからはじまり、騎乗・馴致等の調教技術や日々の飼養・健康管理等多岐にわたり実技・学科・実習を通じて学んでいきます。

 現在は一通りの管理作業がきるようになり、1日の流れも掴み、騎乗訓練の準備を着々と進めております。

 入所してまだ2週間。慣れない土地での様々な研修に息をつく暇もないと思いますが、研修生たちには自身の体調管理に気を付け、この1年間を過ごしてもらいたいところです。

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2018-04-17

新年度

こんにちは。

㈱白井牧場の白井直樹です。

4月に入り日高も大分暖かくなってきました。

春のこの時期は北海道の牧場が一番忙しい季節です。

1月下旬から始まったお産も今がピークで仔馬たちが毎日のように生まれて来ています。

まずはこのまま怪我なく順調に育って行って欲しいです。

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 また、育成部門では雪が解け屋外走路も使えるようになったため2歳馬の育成のペースも上がって来ました。来るデビューの日に向け日々トレーニング励んでいます。

Photo_3  そして、今年は白井牧場に新入社員が4人入り、先日社長の白井も交えささやかながら歓迎会をしました。立派な社会人としてひいてはホースマンとして成長していって欲しいです。

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2018-04-11

JRA日高育成牧場のあしはらです。

育成馬展示会

 3月も雪が多く、本当に春が来るのかなあ、と心配していましたが、急激にあたたかくなり、雪解けが進みました。気がついたらもう4月。流石に内地のように桜の季節はまだ先ですが、日高育成牧場も育成調教が架橋に入ってきました。この時期になると、順調に進むものとそうでないもので差が出ますが、あせらず急がず、それぞれの馬にあわせながらの調教が行われています。

 そんな中、去る4月9日に育成馬の展示会が行われました。

 

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今年は肌寒くみぞれの降るあいにくの空模様。展示は覆馬場で実施しました。しかしながら、騎乗供覧の時間には天気も回復し、多くのお客様に見ていただけました。育成馬たちは、4月16日に中山に向けて出発し、24日のブリーズアップセールに備えることになります。

スプリングキャンプ

 一方、繁殖のほうですが、4月8日を最後に予定馬の分娩が終了しました。今年はメスが続き、結局オスは1頭でした。こんな年も珍しいです・・・。2月に生まれた子馬は、早くも100kgを超えました。みんな元気に放牧地を駆け回っています。

 そして、今年も全国の獣医系大学から、春休みを利用して、馬の繁殖について学びたい学生が7名、日高育成牧場にやってきました。昨年は、残念ながら出産には立ち会うことができず、今年こそは・・・と思っていたのですが、またタイミングが外れてしまいました・・・。こればかりは思うようになりません・・・。しかしながら、生まれたばかりの子馬、1ヶ月ほどたった子馬、出産直前の母馬の世話をしながら、多くのことを学ぶことができたようです。これをきっかけにして、一人でも多くの人が、馬の獣医師を目指してほしいと願うばかりです。

はらのうちを考える

 朝だ、今日もよく寝たなあ。一日の始まり、朝ごはんを食べて頑張ろう!やっと昼か。ランチは何にしようかな。今日も1日よく働いた。腹も減ったし、豪華ディナーでいこうか。

 人の場合、1日3回、一定のリズムで食事をする人が多いと思います。まあ、2回の人もいれば4回、5回の人もいるでしょうけど・・・。では、馬はどうでしょうか?放牧された姿を観察してみると、寝ているときを除いて、休むことなく食べているように感じませんか?あんなに食べ続けているのにお腹いっぱいにならないのかな?そんな疑問がわく人もいると思います。その疑問を解くには、馬のお腹の中の特徴をよく理解することが大切だと思います。そこで今回は、馬の「はらのうち」を考えてみることにしましょう。「はらのうち」にはいろいろな秘密があるのですが、あれもこれも書いているときりがないので、話を2つに絞って綴りたいと思います。1つが「小さい胃と大きい腸」についての話、もう1つが「不安定な腸の構造」についての話です。

小さい胃と大きい腸

 最初に断っておきますが、このブログでは、細かいことは抜きにして、大雑把に考えます。

 馬の胃腸は、お腹の中に規則正しくおさまるものの、本来は細長く、太さも部位によってまちまちで、複雑に入り組んだ構造ですが、ここは大きさだけを考えるということで、少し乱暴ですが、胃と腸を2つの球体に例えて考えてみることにします。

 馬の写真の中に、球体に例えた胃腸のおよその大きさを示してみました。

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 まず胃腸の位置ですが、胃が体のほぼ真ん中、腸が体後ろ半分と考えてください。そこで最初の問題ですが、胃はどのくらいの大きさか・・・?図に示したように腸と比較して概ね1:20というところです。体重が500kg前後ある動物ですから、胃はさぞかし大きいだろうと予想した人が多いと思います。しかし、実際はバスケットボールくらいの大きさです。容積にして8~15L。体が大きい割に意外に小さいですね。では残りは・・・というと、もちろん肝臓や腎臓など小さくも重要な臓器がたくさんありますが、大部分が腸なんです!腸も大腸と小腸に分けられますが、ほとんどの部分が大腸で占められています。

牛は胃で、馬は腸で生きている動物だ

 などと表現する人もいるくらいで、図を見るとなんとなくそうだなあ、と思いますよね。皆さんは「お腹がすいたなあ」と感じるときは、たいていの場合、胃が空っぽのときに感じるはずです。便秘で腸にものが溜まっている人も、胃に何もなければ、お腹がすいた・・・となるはずです。馬は腸に比べて胃の体積が極端に小さいですが、あれだけの体を維持するためには、沢山の草を食べ続ける必要があり、小さな胃に溜めきれずにどんどん腸に送り出すので、常にお腹がすいた状態が続くわけです。

とにかく胃が小さく 腸が長くて大きい

 そんな風に考えてもらうといいと思います。

不安定な腸の構造

 さてさて、いったい何が不安定なのか・・・。

 お腹の大部分を占める腸。繰り返しになりますが、実に複雑に規則正しくお腹の中におさまっています。その詳細を書くと煩雑になりますので省略しますが、簡単に覚えるとすれば、

前には細くて長い小腸、後ろに太くて短い大腸

 などと考えてもらうといいと思います。

 イメージの仕方を書くのは非常に難しいですが、一応やってみますか・・・。まずは腸の太さをイメージしてみましょうか。そうですね、片手で「OK」のポーズを取ってみてください。親指と人差し指で作る輪・・・。これが小腸の太さだと思ってください。次に大腸です。両手でバレーボールをつかむ格好をしてみてください。そう!その太さです。次に長さですが、およその数値ですが、体長の約4倍なので8~10mというところでしょうか。他の家畜に比べると短いですが、それでも十分に長いですよね。これが複雑ながらも丁寧に規則正しくお腹の中におさまっています。しかしながら、馬は体調が悪くなると食べ物が胃や腸でつまって便秘になったり、腸が変にねじれて、激痛に襲われたりすることがあります。これを疝痛(せんつう)とか腹痛(はらいた)と呼んで、適切な処置をしなかったり、ねじれた腸が元に戻らなかったりすると生死に関わることがあります。

 では、これがなぜ捻じれやすいかなんですが・・・。いろいろ理由はあるのですが、生まれつき持っている馬の内臓の特徴の一つとして、

腸と腸の間にあって、位置を安定的に保つ膜が発達していない

 ことがあげられます。ん~、ちょっと表現が難しかったな・・・。そうそう、皆さん、頭の中で学校の理科室にあった人体模型図を思い出してみてください。お腹の部分をのぞくと小腸の周りを大腸が囲んでいて、腸と腸の間が膜でつながっていて、比較的安定的な形をしていたと思います。でも馬の場合は、腸が巨大で複雑な割に、その間を支える膜がない部分が多いのです。体調を悪くする、食べ過ぎる、食べない、変なものを食べる、精神的に緊張するなどの要因が重なって、腸の中に糞が溜まりすぎて動かなくなる便秘やガス腹になったり、時に変位してねじれたりするわけです。そうそう、音楽を聴くときに使う二股のイヤホンがありますよね。あれって、イライラするほど絡まるときありませんか?もし二股のところやその他の部分が膜的なものでしっかり固定されていれば、無駄に絡まないかもしれません。どうでしょう?少しわかりにくかったでしょうか?

上手な飼養管理を

とにかく、

胃が小さいので食べ続ける。

腸の中、溜まりすぎには要注意。

 そんなことを常に頭に入れておけば、餌の与え方、放牧地の管理の仕方、糞量などに注意がいくと思います。近くに獣医さんがいれば必ず馬の解剖図が載っている本を持っていますから、勇気を出して一度のぞいてみましょう。それが無理な人は直接詳しい説明を聞くようにしましょう。そして馬の食生活の管理を上手くやってみてください。

 はらのうちを語ると話は長くなるのですが、今回は2点に絞ってみました。機会があれば、また違う視点で書いてみたいと思います。

 今回もお付き合いありがとうございました。

2018-04-10

デビューに向けて【岡田スタッドグループ】

みなさんこんにちは。4月になりましたが、北海道ではまだ雪が降っていて、ストーブがバリバリ点いています。

本州ではもう気温が25℃以上あるとか…こちらも早く暖かくなってほしいですね。

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さて、当グループの育成場であるノルマンディーファームでは、2歳馬たちのデビューに向けて、調教が進められています。

Photo_2 カグラヒメ(カグラの16)

Photo_3ミスティネイル(テメリアイランドの16)

Photo_4 フェアザスピリッツ(カネショウフェアーの16)

みんなが無事にデビューできますように。スタッフ一同楽しみにしています。

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