2017-03-24

皆様、こんにちは。コスモヴューファームの山口です。

先日、皐月賞トライアルのスプリングステークス(GⅡ)を生産育成馬のウインブライト号で優勝する事が出来ました。

当牧場は、生産から育成まで一貫して行う総合牧場ですので、自家生産の育成馬で重賞に勝利する事も一つの目標でもあり、働くスタッフのモチベーションアップにもつながります。また、本馬の母サマーエタニティー号もコスモヴューファーム育成馬で、母の現役時代から携わっていたスタッフも多く、その子供で重賞に勝利する事で喜びも倍増します。

生産馬で重賞に勝利する事で沢山の方から祝福を頂き、牧場事務所のラウンジもお祝いのお花で華やかになりました。

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さて、そのウインブライトは、昨年のPOG本にも紹介させていただいた一頭です。

毎年この時期には、牧場の中から期待されている数頭をマスコミにお披露目して、来年のクラシック出走候補として取り上げて頂いております。

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撮影当日ではないですが、昨年のこの時期のウインブライト号です。

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カメラマンの前にお披露目です。

今年の撮影日は、朝方まで雪がちらついていましたが、撮影時には風が強く寒かったですが、天候も回復してきました。

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立ち姿が決まったら、今度は馬の気を引き、耳を立たせます。あの手この手を使いますが、今回はフリーライターの篠原さん自ら、馬のマスコットが付いた棒で気を引いています。

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ウインブライト号の妹、サマーエタニティの15です。兄に比べたら色が白いですが、能力も高そうで期待しています。来年のこの時期には、クラシック戦線の有力馬として活躍している事を願っています。

2017-03-14

JRA日高育成牧場のあしはらです。

はじめまして!

 JRAの定期人事異動により日高育成牧場に参りました「あしはら」と申します。このたびBOKUJOBブログに執筆させていただくことになりました。読者の皆様、これからどうぞよろしくお願い致します。

 このブログは、馬の仕事に携わっている人、もしくは「これから馬に関係のある仕事をしたいなあ」と考えている人が読んでいるとお聞きしました。執筆を引き受けたものの、正直、何を書いたらいいのか迷っているところです。

とりあえず第一回目は、私が馬と関わるようになったきっかけをお話しすることとします。迷いながらも、なんとか決断して、馬の世界に飛び込んでみた・・・そんな風に伝われば嬉しく思います。

環境、人との関わり・・・そして迷い

 皆さんはどんなことをきっかけにして、現在、馬に関する仕事をしているのでしょうか?また、これからやってみようかなあ、と思っているのでしょうか?どんな人でも、まずはこの世に生まれて、ある決められた環境の中に置かれますよね。そして、両親や友達、先生など、実に様々な人と出会います。さらに大人になって、将来どんな仕事をしようかな、と迷いながら過ごして行くのでしょうね・・・。そして、馬と仕事で関わることができたらな、と考えていたり、馬の仕事に私って向いているのかしら?と思ったりしているのでしょうか・・・。

 そこで私はどうだったか・・・ということ書いてみますね。

 私が馬との関わるようになった一番の大きな要因は、「最初に与えられた環境」と言えるかもしれません。生まれは北海道です。父は日高地方を転々とする中学校の教師でした。家は牧場とは全く関係のない環境だったものの、物心ついたときに住んでいたのは浦河で、周囲には当たり前のように馬がいました。だからと言って、馬は特別な存在ではなく、また興味を持つこともない存在でしたから、なんとなく馬を見ながら過ごしていたといってもいいでしょう。(でもこれが後に仕事を選ぶ要因になるんです。)

 獣医になりたいと思ったのは高校生の時です。二人の理科の先生に出会いがきっかけとなりました。一人は生物、一人は物理の先生でした。実は私は小中学時代、ものを作ることに興味を持っていました。なので、将来は工業大学をでて建築関係の仕事をしたいなと夢見ていました。ところが高校生になって、楽しい授業をする生物の先生と出会ってしまったのです。動物の体の仕組みを実に面白く教えてくれる先生の授業のとりこになり、生物の勉強ってどうしてこんなに面白いのだろう!と思いました。しかし、建築関係の興味はまだ続いていたので、物理の勉強も一所懸命していました。ところが成績は下がる一方で、担任が物理の先生だったのですが、「お前は絶対物理で苦労するから諦めろ。生物で行け」と言われてしまいました。当時、テレビで「われら動物家族」というドラマがあり、動物園で活躍する女性獣医師の活躍ぶりに心を動かされ、加えて何事にもグサッと胸に刺さるような言葉で説得する担任の一言が私の考えを180度変えてしまいました。高校2年の冬になり、「俺、獣医を目指す」と考えるようになりました。決意は硬かったですね。「おまえ、いつの間に考えが変わったの?」当時あっけにとられた母の顔を今でも覚えています。

 一浪して、獣医学科のある大学に進学することになりました。1年から4年は平凡な毎日でした。しかし5年生になり、どのような道に進むかの選択に迫られる時期となりました。研究、小動物、大動物、製薬会社、公務員・・・。俺は何になりたいんだ?悩んでいても結論は出ません。そこで、学生向けの研修を受けに行ってみようかなと思いました。でも、どんな関係のところに行けばいい?また迷いました。「おれって、日高の出身だったよな。日高で馬関係の研修に行けるかな?」そう考えて、先生に相談して、大学の先輩を訪ねて、馬の診療の往診に同行させてもらいました。とても厳しい先輩で、研修が終わる頃には、「おまえは向いてないからやめておけ」とガッツリ言われて落ち込みました。でもそれをきっかけに馬に少し興味を持ちました。また一度思い立ったらダメだ無理だと言われても諦めないのが私の性格です。大学に戻って、「馬の獣医になる方法って何かありませんか」と初めに相談した先生が、なんと、JRAの元職員だったのです。こんな偶然ってあるんですね。その後、6年生になって、JRAを受けて運良く合格しました。

 今思い返すと、馬に囲まれた環境じゃなかったら、馬の獣医になんてなっていなかったし、いろいろな人との出会いで、どう運命が左右されていたかわからないし、学校や就職のことで迷って迷って、でも、誰かが発した言葉が刺激になって、なんとなくある方向に導かれる・・・。そんな感じだったのかなあと思います。

なんとなく・・・でいいと思う

 誰の言っていることが正しくて、どんな道に進むのがその人にとっていいことなのか・・・そんなことを考えたところで、簡単に結論なんか出ないのは当たり前のことだと思います。

必要以上に悩むより、「こんなに簡単に決めていいのか・・・」と思うくらい、今思っている自分の気持ちを信じて進むことが大事なのではないでしょうか。私はたまたま獣医として馬関連の道に進みましたが、決して、馬が人一倍好きなわけではないです。馬に関係するどんな仕事でも「なんとなく、馬がいいのかな・・・。」そんな気持ちで飛び込むのもアリだと思うのです。中途半端な気持ちでは・・・と、言われることもありますが、そこでますます馬が好きになる可能性もあるし、やってみて本当に違うと思ったときに、別の道に進めばいいと思います。とりあえず立ち止まったままでいないで、前に進めばいいと私は思います。

これから宜しくお願いします

 日高育成牧場では、育成馬は日々のトレーニングに励み、お母さんたちは、3月末から4月の出産シーズンに備えてコンディションを整えているところです。これらの様子については、このブログの中でもご報告していきますね。とにかくみなさんの励みになるようなこと、一緒に考えていきたいこと、そんなことを意識しながら綴っていきたいと思っています。これからどうぞ宜しくおねがいします。

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2017-03-08

種馬場実習【JBBA静内種馬場研修課】

こんにちは。JBBA研修スタッフの山本です。

JBBAの生産育成技術者研修も第38期生が3月18日で修了式を迎えます。

研修も大詰めですが、1・2月中に種馬場実習を行っていましたので、その紹介をします。

種馬場実習では2名ずつ3日間の実習を行い、種付けシーズン前の種牡馬の管理を勉強しています。

また、この機会に種牡馬に騎乗しています。

今年乗せてもらっている種牡馬はイシノサンデー号です。

新ひだか町の服部牧場生産、皐月賞馬(96年)です!

種牡馬に騎乗したり、引き馬や手入れをするような経験は非常に貴重だと思います。

この貴重な経験が今後の糧となってくれればと思います。

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2017-03-02

BTC34期生 研修修了に向けて

 BTC軽種馬育成調教センター教育係の細矢です。今期の育成調教技術者養成研修生の研修期間も残り1ヶ月を切ろうとしています。

 現在の研修内容はJRA日高育成牧場での育成馬騎乗実習がメインとなり、BTCでの騎乗訓練では、騎座・下半身の安定の為に鐙上げ騎乗や障害飛越、また屋内直線馬場では馬をコントロールする感覚を養うために、馬体は真っ直ぐの状態で、壁から壁へ斜め横歩をさせながら走行する訓練をしています。

 研修生の中には、自分が成長しているのか不安な人もいると思いますが、これだけは言えます。「確実に成長しています!」しかし、技術的にはまだまだです。就職してから「もっとやっておけば良かった。」と、悔いの残らないよう、騎乗技術だけではなく、もっと大切なことも残りの研修時間の中で磨いていけるようにサポートしていきたいと思います。

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2017-02-24

皆さん、こんにちは。ビッグレッドファームの堀田です。

年が明け、各生産牧場では繁殖牝馬のお産で忙しい時期に入ります。

ビッグレッドファームでもお産が始まり、順調に新たな命が誕生しており、2月半ばを過ぎた現在では親仔が増えて繁殖厩舎がとてもにぎやかに!

昨年度から種牡馬の仲間入りをしたゴールドシップの初年度産駒も無事に出産。

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ゴールドシップとマイネテレジアの間に産まれた女の子。

見た目は母に似た真っ黒な姿ですが尾の付け根やヒバラは白く、毛色は芦毛。

今年は日中、中にはスタッフが昼休みの時間に出産が始まった繁殖もいましたが、日々の巡回で見落とすことなく出産の対応が出来ています。

今冬は極端に寒い日が続いたりプラス気温の暖かい日が続いたりと気温差が激しいですが、母仔共に体調を崩すことなく元気な様子を見るとホッと胸をなでおろします。

お産が進むにつれ、種付も始まります。

それに先駆け、生産者や関係者へのお披露目で種牡馬展示会を行います。

ビッグレッドファームは2月14日に無事に開催しました。

今年からスタリオンにダノンシャンティとグラスワンダーが加わり、スタッフもまた新たな気持ちでシーズンを迎えています。

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種馬のファンの方からは各種馬の応援や誕生日のお祝いなどを贈っていいただいたり見学に来られた際にお渡し頂いたり、感謝の想いとともに『愛されているんだな』と感じます。

暦の上では春。まだ1年は始まったばかりですが、時間はあっという間に過ぎていきます。

強い馬づくりを含め、牧場として実のある年にするため日々まい進していきます。