2016-09-17

馴致実習

 BTC育成調教技術者養成研修第34期生の田口です。

 研修が始まり半年が過ぎました。現在、私たち研修生は2班に分かれて、JRA日高育成牧場で若馬の馴致実習を行っております。

 馴致では、パッティングやランジング、ドライビングなど人が馬に指示を出すことを教えたり、馬の上に乗ることに慣れさせることなどを行っています。私も馬の上に乗ること以外はやらせてもらいました。その中でもドライビングが特に難しかったです。ダブルレーンで馬をコントロールすることは、見ている以上に難しく、推進させながら左右に曲げることやレーンを持ち替えることなど一つ一つの動きすべてが大変でした。それでも上手く馬に指示を出せた時はとても嬉しかったです。

 その他の作業としては、寝藁出しや手入れなどBTCで行っていることと大きくは変わりませんが、1歳馬ということもあって手入れは気を緩めることができません。それでもかわいい一面があったりと、やっぱり馬はいいなと熱く思います。

 JRAの職員の方々には迷惑をかけることのほうが多いと思いますが、一つ一つ丁寧に教えてくださり本当に感謝しています。馴致実習は1ヶ月だけですが、冬には今回馴致した馬たちに乗ることにもなるので、しっかりと今できることをこなしていきたいと思います。

Photoフローラルホームの15でドライビングを学んでいる様子①

Photo_2 フローラルホームの15でドライビングを学んでいる様子②

2016-09-13

セリシーズンも後半戦に入りました【セールスプレップサービス】

サマーセールも終わり、残すは10月のオータムセールだけとなりました。

とても好調な売り上げを記録している1歳市場です。

特にセレクションセールは、去年の最高価格を超える馬が何頭も出たりするなど過去最高の成績をマークしました。個人的にもこの成績にはビックリしています。

当牧場もまずまず順調な成績を収めています。

サマーセールでは日本中央競馬会様にヴィエナトウショウの27を買って頂きました。

去年の12月に入厩して

Photo昼夜放牧を行いました。

Photo_2セリに向けて引き運動などの準備を経て

Photo_3無事売却!!

来年のブリーズアップセールではどのように成長し、新しいオーナーと出会えるのか楽しみです!

その他の馬たちも育成牧場に移動しました。

来年のデビューが今から楽しみでワクワクしています。

2016-09-10

皆様、こんにちは。コスモヴューファームの山口です。

日本列島に台風が次々に上陸し、各地で大雨の被害など相次いでおりますが、

皆様いかがお過ごしでしょうか?

コスモヴューファームでは、先月の台風直撃でいくつか斜面の土砂が流出した箇所はございますが、幸い、人馬ともに大きな被害はなく、牧場業務は休む事無く続いております。

そんな中、ハローワークより私たちに朗報が届きました。

この度、8月10日付で厚生労働大臣が認定する【ユースエール企業】に認定されました。

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この制度は、若者の雇用の促進等を図り、その能力を有効に発揮できる環境を整備するために施行された「若者雇用促進法」に基づき、若者の採用、育成に積極的で、若者の雇用管理の状況などが優良な中小企業を厚生労働大臣が認定する制度で、平成27年10月からスタートしました。

認定されるにあたって、直近の3事業年度に様々な条件を満たしている必要があり、

たとえば、正社員の有給休暇の所得率が70%以上。月平均所定労働時間が20時間以下。育児、介護休業制度の整備。などがあり、認定条件のハードルを越える事は容易ではありません。

しかし、創業者の岡田繁幸の「牧場業でも一般の企業に負けないぐらい福利厚生をしっかりした会社にする」という理念を引き継いできた結果、この度、すべてのハードルをクリアする事ができ、

牧場業として最初の【ユースエール認定企業】になりました。

この制度に認定された企業は、全国的にまだ少なく、農業分野としても全国で初の認定企業になりました。

私どもがこの制度を所得した事によって、少しでも軽種馬産業のイメージアップにつながればと思います。

2016-09-07

新しい出会いと母子の別れ【日高育成牧場】

 台風が次から次と北海道を直撃し、大変な被害が出ています。被災された方には、心よりお見舞い申し上げます。どうぞ、お身体を大切にしてこの苦難を乗り切って下さい。

 その台風が直撃するなか、新ひだか町の北海道市場でサマーセールが開催されました。このセールで、JRAは55頭の1歳馬を購買。そのうち宮崎育成牧場に行く12頭を除く43頭が、われわれの日高育成牧場にやって来ました。まだ、オータムセールで2頭程度の購買を予定していますが、これに日高育成牧場の生産馬6頭とセレクトセール・セレクションセールの9頭を加えた計58頭が揃い、いよいよ来年のブリーズアップセールを目指した騎乗馴致の始まりです。私たちの馴致の第一歩は、人がリーダーであることを認識させた上で、人馬の信頼関係を築くこと。これがなくては、いかに高度な技術を駆使しても馴致を円滑に進めていくことは出来ません。今年購入した     1歳馬の血統はバライティに富み体形もさまざま。購入価格も1600万円を越えるものもあれば、200万円そこそこの馬もいます。でも、そのような馬たち全てがそれぞれ将来性を秘めていることを信じ、私たち日高育成牧場のスタッフは段階的に騎乗馴致をすすめていきます。えっ、キレイごとに聞こえる!ですって?そんなことはありませんよ。そうでなくては、人馬の信頼関係なんて築けるはずがありません( +・`ω・)bキリッ!それに、馬の可能性を信じて最善の教育をしていかなくては、これまで馬を育ててくれた牧場の皆さんや将来お世話する競馬場のスタッフに申し訳ないと思いませんか?いずれにしても、良い教師が生徒を信じるように、よいホースマンは馬の将来に期待して仕事をするものなのです。

 1歳馬との新しい出会いに心躍らせる一方、この時期少し胸がキュンとするイベントが行なわれます。それは、当歳馬の離乳です。離乳は母馬の来春の出産の準備として、また子馬の栄養源を母乳から固形飼料へ移行させるためには避けられないものなのです。しかし、母子の別れを意味するわけですから、子馬にはストレスとなり、時には食欲不振や病気になることもあります。また、他の牧場では母馬を探し求める子馬が柵を飛び越え大怪我をするといった事故も起きているようです。そのような事態が起こらないよう、当場では細心の注意を払い、あらかじめ保母さん役となる優しい牝馬を親子の馬群に入れた上で、何回かに分けて母馬を他の放牧地に移す「間引き法」という離乳方法を取っています。この方法ですと、一度に母馬たちがいなくなる訳ではないので子馬たちがパニックになるリスクが軽減しますし、最終的に母馬がいなくなった後でも保母さん役の馬が子馬たちの気持ちを落ち着かせてくれます。この手順を踏んでも、母親がいないことに気付いた子馬たちは不安そうな素振りを見せます。しかし、それも一時のこと。子馬は直になれて、子馬同士のコミュニティーを構成し、社会性を獲得していくのです。

 親離れと子離れは、全ての哺乳類が成長していく過程で必ず経験しなくてはならないイベントです。しかし、それが一番不得手になってしまったのは現代の人間なのかも知れませんね。“成長とは自立すること”そう考えると、一見可哀想に感じる離乳も喜ぶべき節目のイベントと言えそうです。ところで、皆さんの親離れはもうお済ですか?

Photo 放牧地に放されたばかりのサマーセールの購買馬(牝)。牝馬同士は、あまり喧嘩もせず仲良く走り回っていました。颯爽と先頭を走るのは静内農業高校の生産馬叶夢(かのん)号(母ゴートゥザノース)です。

Photo_2 こちらは牡。放牧地に放すと、すぐにボス決めの戦いが始まりました。噛んだり、蹴ったり、立ち上がったり…。馬も牡と牝で、行動が全く違うのが本当に興味深いですね。

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本格的な騎乗馴致に先立ち、タオルで耳の後ろやお腹をパッティングし、触れられることに慣らしていきます。こうして、馬の恐怖感を取り除き人の動きが無害であることを教えることで、信頼関係を築いていきます。

Photo_4 離乳のため、母子の放牧地から段階的に母馬だけを引出してきます。母馬がいないことに気付いた子馬が放牧地を走り回ることもありますが、他の馬たちが落着いているのをみるとわれに帰り、直に群れに戻ります。

Photo_5 母馬が戻ってこないことに気付き、不安そうな子馬たち。保母さん役の牝馬(一番左)がいるためパニックにはなりません。少し可哀想ですが、精神的に自立するためにはいつかは通過しなくてはならない道なのです。

2016-08-24

牧場実習

こんにちは、BTC育成調教技術者養成研修第34期生の山田です。

先日、1週間の牧場実習がありました。

私が実習させて頂いた牧場は藤沢牧場のエバーグリーンセールスコンサインメントという所です。

初めて1歳馬に触れ、曳き馬や手入れをしました。「なになに?」と興味津々に顔を近づけてきたりと可愛らしい反面、少しのことで驚いたり、曳き馬の最中に立ち上がったり、馬房の中でお尻を向けてきたり…。ヒヤッとしたことが何度もありました。1歳馬に触れる、という経験は自分にとって大きなものとなりました。

曳き馬の基本、馬の展示方法など親身に教えてくださり、私達の質問にもたくさん答えてくださいました。

ここで学ばせて頂いたことを、今後の研修に役立てることができるように、また将来就職した時活かせるようにしたいです。

1週間、長いようで短いような…。毎晩、作ってくださるお夕飯がとても美味しかったです。本当にお世話になりました、ありがとうございます。

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