2018-08-11

2018年度(第40期)軽種馬生産育成技術者研修④【JBBA静内種馬場研修課】

 こんにちは、JBBA研修課の藤田です。北海道のこの静内も相変わらず蒸暑い日が続いております。

 さて2018年度(第40期)生産育成技術者研修ですが、早いもので5か月目に突入いたしました。

 前回の投稿では、傾斜面での騎乗や障害飛越訓練を行っているといったところでしたが、現在は競技会形式での障害飛越訓練を経て、走路騎乗へと練習を進めております。これから予定している牧場実習にも向けて、さらに技術を向上させてもらいたいところです。

 また生産に係る主な研修として「護蹄研修」を行っております。特に幼駒の肢軸の矯正方法や、運動による裂蹄、蹄壁欠損を予防する「端蹄廻し(はづめまわし)」の知識・技術については、常日頃馬を管理するものとしてしっかりと身に着けてもらいたいところです。

 この他にも乾草調製や体験入学会等といろいろと忙しい研修をこなしてきていますが、現在第40期生は夏期休暇中です。ここで充電していただき、夏休み後またバリバリと研修に取り組んでいくこととなります。

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2018-08-10

皆さん、こんにちは。ビッグレッドファームの堀田です。

北海道らしくない暑さが続いた新冠の夏ですが、「避暑地には適さないのでは?」と思う程、年々陽射しが強くなり、蒸し暑さを感じ、夏バテを感じる日が続きました。

暑さは知らずの内に体力を奪うので要注意ですし、だからこそ日々の体調管理やケアはとても重要と思います。

それは勿論、馬も同様です。

当牧場は「丈夫で強い馬づくり」をモットーに馬を管理している為、気温や気候によって運動や放牧を控えたりしません。どんな自然環境にも慣らす事で、馬本来の基礎代謝・新陳代謝・免疫力を更にアップさせる事に繋がるからです。

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しかし、体力が落ちている状態で行うと体調を崩し悪化を招く可能性もあります。

過保護になり過ぎず、かつ馬を強化していくには、普段から馬の様子に目を配り、状態を見極める事が不可欠です。

この時期でより気を遣うのは、やはり当歳馬。

初めて経験する夏の暑さに既にグッタリ。暑さに加えて厩舎の外ではアブに集られ、アブを払おうと動き回って余計に体力を消耗。

体力の低下とともに免疫力も落ちると、熱発や風邪を拗らせたり、腸内環境が悪くなり下痢が止まらず脱水を引き起こしたりと、まだ自己免疫力を付け始めている段階の仔馬が体調を崩しやすいです。

Photo_2 そして馬によって症状や回復期間は違うためケアの仕方も変わってきます。

例えば、体を酷使させない様に陽射しの強い時間帯や雨が降っている時は放牧を控える。

感染症にかかった仔馬は、他の仔馬に感染しない様に管理を別にする。

必要に応じて、最低限の投薬治療を行うなど。

例に挙げさせてもらった処方・対処は、治療方法の一部ですが、巡ってくる年が同じ気候と限らないので、来年以降は対応方法が変わっているかもしれません。

北海道の夏も年々気温が上昇しています。

その中で如何に馬にとって負担がなく病気などにも打ち勝てる健康的で強い身体づくりへと繋げていけるか、毎日が観察の日々です。

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さて、先日。BOKUJOBの見学体験会にて、牧場案内をさせて頂きました。

Photo_4 新冠にあるビッグレッドファーム明和へのご来場は、色々な牧場さんで見学・体験をされてきた後の昼下がりだった事もあり到着時は参加者の皆さん少し眠たげでしたが、バスで場内を回りながらの案内が始まるとキラキラとした眼で外の景色を見られていて、気持ちが切り替わった様子でした。

種牡馬を管理しているスタリオン厩舎でバスから降りた後も、厩舎周りを散策されたり馬房内の馬と写真を撮られたり、また馬の一挙一動を熱心に観察されている姿は「疲れを忘れる程に全てが刺激的なのかな?」と感じ、とても微笑ましくなりました。Photo_6

Photo_7 かく言う私も、見学会などの時間に刺激を貰っている一人です。

案内説明をさせてもらう事で会社の理念や知識を更に深められる機会でもありますが、見学者の方達が牧場や馬を見たままに感じた感想や質問が、当たり前のように馬と過ごしているからこそ気に留めなかった事ばかりで、「なるほど。こういう見方があるのか!」と新鮮で衝撃で、自分の感性が広がる心地になります。

限られた時間の中で、いつも多くのものを頂いています。

この様な機会は今後も多く有って欲しいです。

その時に、今までに「得た・頂いたもの」を今度は私から発信して、競馬業界や牧場業に興味がある方やこれから携わりたいと考えている方々の背中を押す手助けになれば幸いですし、この業界の盛り上げに繋がれば嬉しいです。

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2018-08-09

JRA日高育成牧場のあしはらです。

セール・札幌開催

 7月前半は、ぐずついた天気が続いた北海道。そして後半はむしむしした感じの日が続きましたが、8月に入りようやく落ち着いてきた感じ・・・。しかしながら、西日本その他の地域での大雨は甚大な被害でした。その後も気温40度に達する酷暑・・・。復旧作業も大変そうで、この先、日本はどうなるかと心配になる今日この頃です・・・。そんななか、この原稿を書いている今日は、久しぶりにからっとして丁度いい天気です。離乳が近づく子馬たちも元気に過ごしています。また、先月行われたセールは好成績で無事に終了しました。今月はサマーセールが行われます。昨年と少し変わったところがあって、5日間の初日はサマープレミアムセールと称して実施されますね。どんな結果になるのか今から楽しみです。競馬は函館が終了し、札幌開催となっています。毎年有力馬の集まる札幌記念も楽しみですが、やはり2歳馬の戦いぶりが気になるところ・・・。北海道の夏は短いので、皆さんも存分に楽しんでくださいね。

サマーセミナー・装蹄研修

 7月後半から8月は恒例の学生研修です。将来、馬の獣医師を夢見る獣医大学の学生や装蹄師を目指す学校の生徒が研修に来ています。

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Photo_2  北海道以外の地域では、勉強に必要な馬を確保することが難しい所も多いですが、参加しやすいように夏休み期間に開催して、全国各地から北海道浦河に来てもらって研修を実施しています。馬に対する情熱は、馬取扱いの仕事を目指す皆さんと一緒で高いです。同世代の獣医師、装蹄師、栄養学の専門家などと知り合うことも重要だと思うので、何かの機会でチャンスがあれば話をしてみるのもいいかも・・・。大事な馬を管理する上で、いろいろな情報や技術を習得できると思います。私も、機会があれば学生諸君に、いろいろ教えてあげたいと思っています。

貴重な機会こそ大切に

とても珍しいことが起こったとき、

「それはたまたまだから」

「時々起こることだけど、普段はほとんどないから気にすることないよ」

と言う人もいれば、

「いい経験をしたね」

「めったにないことだからよく覚えておくといいよ」

なんて、言う人もいます。

 皆さんは馬を扱うのが仕事ですから、これまで受け継がれてきた技術を身につけてきて仕事をしているわけですが、時として一般的な理論にそぐわない馬に遭遇して、うまく扱えない、乗れないなどの壁にぶち当たるかもしれません。それをたまたまだと受け流すのか、貴重な体験と受け止めて記憶にとどめておくのかは人それぞれです。

 私は獣医としての経験しかないので、その関連の話しかできなくて申し訳ないのですが、若いとき、競走馬の麻酔師だった頃の話をすることにします。馬取扱いに直接結びつく話にはなりませんが、とりあえず読んでいただき、何かのきっかけぐらいになってくれれば・・・と思います。

 私はトレセンの現場にいた頃・・・一般診療や競馬開催とは別に馬の麻酔を担当していました。例えば骨折や疝痛でどうしても手術が必要になったときに、その馬に安全に麻酔をかけて手術のサポートをするのが仕事でした。薬を体内に入れて、手術中に馬に痛みを感じさせないように眠らせる・・・簡単に言うとそんな感じの仕事です。眠らせている間に手術をすると簡単に言いましたが、実はとても難しいことです。あまりにも深い眠りにしてしまうと薬の影響が強くなりすぎて手術中に問題を起こす可能性が高くなるし、かといって浅い眠りでは、痛みを感じたり、途中で目覚めて暴れたりする危険性があります。その「丁度いい」ところで調節するのが難しいです。また、麻酔は眠らせるだけが仕事ではなくて、麻酔から安全に目覚めさせるのも重要な仕事になります。いくら素晴らしい手術をしても、目覚めるときに興奮して暴れて、手術とは関係ないところを怪我すれば本末転倒だし、逆に眠りから覚めないと大変なことになります。麻酔師はとにかく「丁度いい」ところで外科医が仕事しやすい環境を作るのが重要になります。馬に「丁度いい」麻酔をかけるには、麻酔薬などに関するいろいろな知識と数値データをインプットしていないとできません。しかし相手は生き物で、競馬という戦う世界でストレスのかかった環境下に置かれている競走馬なので、頭に入ったデータが時としてマニュアルどおりに使えないこともしばしば・・・。麻酔中の「かかり具合」唯一知ることのできる変化は目の動きと唇の色くらいしか見ることができませんが、その微細な変化を診ながら、限られた情報を瞬時に分析しながらダイヤルを握ります(ダイヤルとは、麻酔薬の濃さを調節するダイヤルのこと。麻酔の世界では麻酔をかけることを「ダイヤルを握る」と表現することが多い)。

 以降は私の主観でものを言うことになることを前置きしますが、競走馬ではある条件がそろうと、麻酔から目覚めるときに馬が異常な行動をすることがあります。おそらく1000頭に1頭くらいの確率で起こることだと個人的には思うのですが・・・。

 ある日のこと、手術を受ける馬の事前情報をいつものように麻酔の準備をしながらチェックしていたのですが、

 「ん?この条件・・・どこかで経験しているな。たしか、昨年の同じ日に麻酔をかけた馬とまったく同じだったような・・・。」

 調べてみると、馬が違うだけで、それ以外で重なる条件がたくさんあったのです。いつも「同じ条件はないかな」と構えて麻酔を行っているわけでもないのに、その日はなぜか、虫の知らせと言えばいいのでしょうか・・・何故か気になる日だったんですね。で、気にはなるものの、いつもと変わらず麻酔をかけて、何事もなく手術は終了して、目覚めさせるための部屋で馬が起き上がるのを待っていました。

 「俺の勘が間違ってなければ・・・異常行動を起こすかも・・・」

と、考え始めるか否かのときに、馬が予定より早く目覚める気配を見せました。

「当たった!」そんなことを考える余裕もなく、馬を落ち着かせるための処置に取り掛かっていました。一瞬大変でしたが、大事には至りませんでした。後になって、

「たまたま起こることも、ちゃんと記憶しておけば後で役に立つな。」と思いました。

 麻酔は身近なことではないので、皆さんにとってはピンと来る話にはならなかったかもしれないですが、めったに起きない偶然も時と場合で必然になるということを言いたかったのです。馬を扱う皆さんも、「今日はどうして思ったとおりにならないんだろう」と悩むことも多いでしょう。その経験は、またいつか来るかもしれないから、上手くいかなくて落ち込むのではなく、貴重な経験として大事にしてください。苦労した経験を糧にして、ある日、思いがけないタイミングでその経験が役に立つこともあると思います。相手は感情を持つ馬ですから、思い通りにならなくて当たり前。根気強く向き合っていくといいと思います。落ち込まず、粘りの精神で踏ん張りましょう!

 今回もお付き合いありがとうございました。

2018-08-03

第1回体験入学会終了しました!

BTC教育係の平野です。

7月27日に1回目の体験入学会が行われました。

体験入学会の内容としては

・育成調教技術者の概要説明

・あかしあ寮見学及び被服合わせ

・騎乗訓練、調教施設、調教場内の見学

・ホースシミュレーター体験

・厩舎作業体験

・乗馬体験

・研修生との懇親会

を行いました。

今年度からは朝5時半からの作業も見学していただいています。(希望者のみ)

朝早くから動くのに慣れない人もいたかと思いますが、やっていけば慣れるものなのでぜひ頑張ってみてください(^_^;)

騎乗訓練は走路騎乗の様子や角馬場での基礎乗馬を見学してもらいました。

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教官の大きな声も聞こえたことと思います。

普段は優しい教官たちも騎乗訓練時は厳しいですよ(笑)

お昼はBBQ!

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現役研修生に研修について色々教えてもらえます。

実際に研修を受けてみて「筋トレは絶対にしておいた方がいいよ」といった声が多く聞こえました。

乗馬体験!の前にホースシミュレーター体験です。

Photo_3 馬に乗ったことのない人でもまずはここから教官が教えてくれます。

お昼ご飯にお肉をたくさん食べた分いい汗かいてました(^-^;

(今度は本当に)乗馬体験!

Photo_4 シミュレーターとはまた違った馬の背中を感じてもらいました。

教官とマンツーマンで実際に入講してすぐの訓練を体験してもらいました。

「また乗りたい」という感想をいただけて良かったです(*^_^*)

今後開催の体験入学会については以下のとおりになります。

第2回:平成30年8月24日(金)

              (応募締め切り 8月10日(金))

第3回:平成30年9月8日(土)

              (応募締め切り 8月24日(金))

詳しくはホームページ内にあります、技術者募集のページをご参照ください。

http://www.b-t-c.or.jp/index1.html

お問い合わせお待ちしております!

2018-08-02

白井牧場です。

みなさんこんにちは。

総務の白井直樹です。

6月から7月中旬まで日高は曇天が続いて、涼しい日が続いていたのですが、最近になって太陽も出るようになり、大分夏らしくなってきました。

繁殖シーズンも終わりセリも大きなものが終わるこのシーズンは一年で牧場が比較的落ち着くシーズンです。

白井牧場では、スタッフもとりあえず余裕が出来、学生たちも夏休みに入るこの期間を利用して例年研修生を受け入れています。

来られる方は全く農作業をしたことのない方だったり、専門の学校に在籍中の方だったり様々ですが、みんな一つでも多くのことを吸収しようと真面目に業務に励んでいます。

Photo近隣の農業高校から実習に来たMさん

Photo_2 本州の専門学校から実習に来たKくん(右)

Photo_3環境整備も牧場の大事な仕事です

白井牧場で経験したことを一つでも将来進む道に活かしてくれるとうれしいです。

どの牧場でもこの時期は比較的余裕がありますし、繁忙期ではまた違う経験できますのでお気軽に気になる牧場へ問い合わせてみてはいかがでしょうか。



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現時点での求人の有無は問いません。ご興味をお持ちの方はこちらからお気軽にご連絡ください。