2017-02-17

種牡馬展示会

みなさんこんにちは。白井牧場の白井直樹です。

この時期の場産地の大きなイベントとして各種牡馬場の展示会があります。

先週から連日各種牡馬場で展示会が開かれておりますが、私も今日(15日)白井牧場のすぐ近くにあるブリーダーズ・スタリオン・ステーションの種牡馬展示会へ行って来ました。

Photo_4 開始10分前に到着したのですが、すでに大勢の人たちでいっぱいでした。

Photo_5 みんなのお目当ては何といっても今年から種牡馬生活を始めるラブリーデイとリオンディーズです。

Photo_6ラブリーデイ

Photo_7リオンディーズ

2頭とも最近まで現役をしていたこともあり毛艶もよく素晴らしい見栄えでした。

両馬とも白井牧場でも今年交配予定の繁殖牝馬がおり来年生まれる子供、そして3年後のデビューが楽しみです。

「ひかりの春」【JRA日高育成牧場】

 立春もすぎ、暦の上では春ですが、日高はまだまだ寒い日が続いています。でも、少しずつですが太陽の光が力強くなり、心なしか見慣れた冬景色も明るさを増してきたように思います。ちなみに、冬の長いロシアでは2月を「光の春」と呼ぶのだそうですね。すてきな言葉です。寒さの厳しい北国に住んでいるからこそ、微妙な太陽の光の変化を喜びを持って感じることができるのでしょう。

 『お天気歳時記~空の見方と面白さ~』と言う本で目にしたのですが、ヨーロッパでは2月14日のバレンタインデーから小鳥は交尾をはじめると言われているとか。また、日本でも2月になるとスズメもウグイスもキジバトも声変わりして、異性を呼ぶ独特のさえずりを始めるのだそうです。前回、繁殖牝馬のライトコントロールを紹介しましたが、ホルモン分泌を刺激して恋の季節の到来を知らせるのは風の温かさではなく光の強まりであることは、小鳥もウマも同じなんですね。

Photo_2  ということで、いよいよ馬産地にも本格的は繁殖シーズンが到来です。浦河神社や平取の義経神社では、今年一年の人馬の無病息災を祈る初午祭が行われ、多数の軽種馬牧場の関係者が集まり愛馬の安産と活躍を祈願していました。また、種牡馬を繋養するスタリオンセンターでは、2月7日の社台スタリオンステーションをかわきりに、連日あちこちで種牡馬展示会を開催。自慢の種牡馬が、集まった多くの関係者にお披露目されています。

Photo_3

 気温的には、まだまだ真冬の日高地方。しかし、軽種馬生産の現場では「春の胎動」がハッキリと感じられます。生産に係わる皆さんにとっては、2月はまさに新学期の始まり。昨年は3度の台風上陸により被害を受けた牧場もありましたが、これからの一年は、天候に恵まれ希望に満ちたものになると良いですね。

 さて、昨年3月から日高育成牧場のブログを担当してまいりましたが、私が書くのは今回が最後になります。拙い文章に一年間お付合い頂きありがとうございました。陰ながら、このブログを読んでくださった皆さんの活躍を応援しています。それでは、またの出会いを楽しみに。再見(⌒ー⌒)ノ

2017-01-26

育成馬騎乗実習について

 BTC育成調教技術者養成研修生の山岸です。

 1月からJRA日高育成牧場にて、本格的に育成馬の騎乗実習が始まりました。昨年の9・10月の馴致実習、11・12月の騎乗実習で関わらせていただいた馬に乗るということで、不安もありますが、育成馬がどのように成長していくのか楽しみも多いです。

 実習が始まってまず感じたのは、今まで研修で乗っている乗馬とは全く違うということでした。普段当たり前のように行っている鐙の調整、騎乗中の扶助にも育成馬は敏感に反応するので、丁寧かつ慎重に行わなければならずかなり神経を使いました。それと同時に、今までどれだけ雑に行っていたか思い知らされました。また、物音、角馬場や屋内調教施設の出入口、屋根の雪の落下など敏感に反応して跳ねたりするので、すぐに体を起こすといった基本的なことが非常に大事だと思いました。

 もうひとつ違うと感じたのは、自分達は馬を作っていく、教えていく立場にあるということです。日頃研修で使用している乗馬は完成されている馬なので、馬自身が分かって走っていることが多いです。なので、私達は騎乗の練習が出来ています。しかし、育成馬はこれから作り上げていくので、練習ではなく実戦というのが大きな違いだと改めて感じています。技術的にまだまだ未熟な私達ですが、JRAの職員さんに指導やフォローをしていただき、実戦の育成馬に乗せていただけるこの環境はとても恵まれていると思います。

 まだ始まったばかりですが、怪我なく努めていきたいと思います。また、周囲への感謝を忘れず、技術的にも人間的にも成長していけるよう、諦めずに食らいついていきたいと思います。

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2017-01-19

日高の馬のWinter Life【JRA日高育成牧場】

 涼夏少雪の気候といわれる日高地方は、冬でも-10℃を下回ることは少なく、北海道のなかでは比較的過ごしやすい・・・。はずなのに、なんと今朝の気温は-17℃!手袋をはいていても(あっ、北海道では手袋をつけることを「はく」って言うんですよ)、指先が凍えてしまいます。こんな厳しい環境のなかで、日高の馬はどんな暮らしをしているのでしょう?と言うことで、今回は日高育成牧場の馬たちのWinter Lifeを紹介します!

Photo写真1.-17℃は今年一番の寒さ。

 それでは、まず年が明けて2歳となったJRA育成馬から。現在、JRA育成馬は4月25日(火)に開催されるブリーズアップセールを目標に、基礎体力を養うためのトレーニングの真っ最中です。外は雪に覆われ一面の銀世界ですので、屋内のトラック馬場(一周800m)と坂路馬場(直線1000m・最大勾配5.5%)が主な鍛錬の場。育成馬たちはトラック馬場の騎乗調教をベースに、週2回坂路を駆け上がっています。その甲斐もあって、随分走行フォームがしっかりとし、肩や腰回りも立派になってきました。

 ちなみに、研究部門を持つ日高育成牧場のウリの一つは、科学的トレーニング。定期的に育成馬の乳酸値や心拍数を計測し、効果的なトレーニング強度の設定などに役立てているんです。すごいでしょ( ̄^ ̄) ドヤッ。

Photo_2写真2.屋内坂路を一気に駆け上がる育成馬。

Photo_3 写真3.トレーニング直後の血液を採り分析

 次は、昨年当場で生まれた1歳馬、ホームブレッドの生活です。この頃の1歳馬は集団で放牧管理され、馬同士の相互関係から社会性を学ぶ時期。したがって、お兄さんたちのようにトレーニングは課せられません。人に例えれば、友だちと遊ぶことが仕事の小学生といったところでしょうか。えっ、今どきの小学生は塾通いで忙しく、そんなのん気な生活はしていない!ですって。確かに、そうですね。でも、当場の1歳馬の暮らしもこの季節は楽ではありませんよ。なんせ、当場は昼夜放牧。雪の降る日も、凍てつく夜も野外にいるわけですから。昼夜放牧のメリットについては、移動する距離が増えるので運動量が増える、様々な環境変化に馴化適応することで精神的に成長する。あるいは、換気の悪い屋内に比べ病気になり難いといったことが言われています。また、馬は-15℃までは、馬服がなくても夜間屋外で問題なく過ごせるといった研究報告もあるようです。1歳馬は、この冬の昼夜放牧を乗越えることで心身ともに鍛えられ、逞しく成長できるのですね。がんばれ、ホームブレッド!

Photo_4 写真4.雪の降る日も・・・、

Photo_5写真5.凍てつく夜も、タフな競走馬に成長する糧なのです。

 最後は、繁殖牝馬。彼女たちは、写真6のように明かりの灯った馬房で過ごしています。馬は、日長時間が長くなることによって排卵・発情が起こる「長日性季節繁殖動物」。もうすぐ来る交配シーズンに備え、馬房内を人工的に明るくし排卵発情を早めようとしている訳です。この方法はライトコントロールと呼ばれますが、人工的な光をあてて開花時期を遅らせる電照菊に(早める、遅らせるに違いはありますが)よく似ていますね。繁殖牝馬が、予定通り妊娠してくれるかどうかは生産牧場にとって死活問題。当場の繁殖牝馬たちも、みんな元気に健やかな子を宿してくれることを祈っています。

Photo_6写真6.明りが灯った繁殖牝馬の馬房。この明りは午後8時まで。

 以上、日高育成牧場の2歳馬・1歳馬・繁殖牝馬のWinter Lifeをご覧いただきました。それぞれ馬が、春に向けて少しずつ歩みを進めていることを感じていただければ嬉しいです。それでは、皆さん。寒さに負けず、元気に過ごしてください。

追伸、日高ののWinter Lifeも楽しいですよ。美しい日高山脈に星空、楽しいスケート。

    日高は、ここでしか味わえない魅力に溢れています(⌒ー⌒)ノ。

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2017-01-17

皆様、こんにちは。コスモヴューファームの神楽です。

改めまして明けましておめでとうございます。

寒い日々が続いておりますがいかがお過ごしでしょうか?

暦は大寒、一年でもっとも寒い時期、牧場の仕事も厳しい季節でもあります。

寒いは寒いのですが、例年と比べ今年の新冠は雪が少なく、

除雪作業などにあまり時間をさかれずに済んでおります。

Photo

Photo_2 遠くに見える日高山脈は冠雪しております。

積雪や凍結があると転倒の恐れがあり馬にも人間にも危険です。

いつものこの時期だと除雪をして馬道を整えそれから騎乗に入って行くのですが、

今年はその手間が掛かってないですね。

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Photo_4明け2歳馬の調教もスムースに進んでおります。

ただトレセンから帰って間もない馬はさすがに寒さが応えるので馬服を着せて放牧させたりしております。

Photo_5休養中のウインガニオン号

また来月からはいよいよお産が始まってきます。

繁殖牝馬もお産に向けてお腹も大きくなってきてます。

Photo_6日中はのんびりと放牧しております。

今年もトラブルなく元気な仔を産んでくれること祈ります。



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