2016年5月

2016-05-31

ビクトリーホースランチです。立ち写真撮影の裏側を教えます。

きれいな青空が広がるこの朝、セリ市場に上場する愛馬の立ち写真の撮影を行いました。競馬雑誌やパンフレット等で良く見かける立ち写真を撮るときの裏側はこんな感じなんですよ。カメラマンがレンズ越しに、軸脚となる左前脚と右トモ(うしろ脚)の位置を指示します。“一歩前、一歩下がる。“右前脚少し下げる、軸ずれた!もう一回”等と脚の位置が決まるまでが大変です。

カメラマンから“OK!いいよ!”と声が出ると、直ぐさまスタッフが決め顔をつくります。顔を前方に集中させ耳を立たせるために、馬の鳴き声のテープを流し、手を叩いたりジャンプしたりとスタッフは汗だくです。脚の位置、決め顔が揃った瞬間に“パシャパシャパシャパシャ”と連写のシャッター音が鳴り響きます。“OK,良いの撮れたよ。”最後はカメラマンガこちらのカメラに向かって“どや顔”です笑。

1

2

 

2016-05-26

「ダーレー・茨城トレーニングセンター」【ダーレー・ジャパン・ファーム】

今回は、茨城県にある「ダーレー・茨城トレーニングセンター」からお届けします。

現在、ダーレーはミッドウェイファーム内に厩舎を借りて約30頭の競走馬を調教しています。ミッドウェイファームは、美浦トレセンから車で約40分という好立地にあるため、競走馬の移動にとても便利です。

私たちの1日は早朝4時から始まります。検温から始まり、馬体チェック、馬房掃除を行います。その合間に各馬をウォーキングマシーンにいれて調教へ向けた準備運動を行います。

Photo

Photo_26時過ぎから、いよいよ馬装を開始します。ブラッシング、裏堀 (蹄底に詰まっている異物を取り除く作業)、肢巻 (脚用のバンテージ)、鞍の装着等を馬房の中で行います。そこで馬と向き合いながら、本日の調教メニュー、前日までの人馬の課題を再確認しながら、どのように騎乗するかをイメージします。

Photo_3

Photo_4 騎乗中は、運動の強度に関係なく一瞬たりとも集中力を切らしてはなりません。馬にとって理想的な調教を行うために、乗り手が騎乗馬をしっかりとリードしてやる必要があります。馬のフォームをしっかり保ちながら、指示通りのペースで、といきたいところですが、これは、なかなか容易なことではありません。私たち騎乗者は、時には馬の方に教えられながら、日々騎乗技術を向上させていかなければなりません。

Photo_5

Photo_6調教が終わると、曜日によって獣医師による診察や装蹄師による装蹄が行われます。ここでは今日の調教内容や担当馬の様子を的確に伝えて、問題があれば即対応し、問題の早期発見、早期治療、早期装蹄に努めています。

Photo_7お昼休憩の後は、入念なグルーミングを中心に行います。それと同時に、責任者による馬体チェックも行われます。とにかく、細かい変化、異常を見落とさないように細心の注意をはらうことが重要なのです。

Photo_8とはいえ、この時間は、一日の調教メニューを無事にこなして一安心し、人馬ともにリラックスできる貴重なひとときでもあります。

Photo_9このように多くの時間を担当馬と過ごしていると、自然に絆は深まるものです。私たちは、愛馬が無事にトレセンに帰ること、そして競馬場で活躍してくれることを願い、大きな期待を胸に刺激的な日々を送っています。

2016-05-21

BTC第34期生の松岡です。

 BTC育成調教技術者養成研修に入講してはや1ヶ月半ほどが過ぎました。

 厩舎作業も少しずつですがスムーズに出来るようになってきて、馬の世話に関することについても、今ではシャワーをしたり検温をしたりと、1ヶ月前くらいにほぼゼロから始まったことを考えれば、ずいぶんと自分達で色々な事が出来るようになってきたと思います。まだまだ細かい部分で指摘を受けたりと圧倒的に経験が足りませんが、これからも毎日馬と接していく中で、色々な事を馬に教えてもらう日々が続いていきそうです。

 騎乗では、訓練が始まって以来、徹底的に基礎を学び、各自が指摘やアドバイスを受けながら技術を磨いているところです。1回の騎乗時間はそれほど長くはありませんが毎日の積み重ねの中で少しでも良くなりたいと頑張っています。これから少しずつ求められる事も多くなっていくと思いますが、それについて行けるようにしていきたいです。

 当たり前のことですが、寝ても覚めても馬に関わる生活が続いているだけに、馬から離れリフレッシュできる時間は本当に貴重です。2週間に1回の全休日や週に1回の買い出しなど、この日のために頑張れるといっても過言ではありません(笑)。また、月に数回ある課外研修では、山菜を取ってバーベキューや襟裳岬見学など、この研修に来なかったら縁が無かったであろうことが経験でき、また研修を頑張ろうという気持ちにさせられます。今後も、馬に関することも含め様々な課外研修があるので、北海道ならではを楽しみたいです。

 僕はこの研修で寮長をさせてもらっています。(最年長だからという理由でしかありませんが・・・)まだ、寮長の大変さは身にしていませんが(笑)、そういった馬に関すること以外の経験もきっとこれからの人生の財産になっていってくれると思います。

 まだこの研修は始まったばかりで、これから上手くいかないことも多いと思いますが、そんな悩めることも悪くないと感謝しながら、他の20人の愉快な仲間達と共に頑張っていきたいと思います。

Photo 駈歩訓練へ突入

Photo_2曳き馬実習

2016-05-13

桜の便り【JBBA静内種馬場研修課】

こんにちは。JBBA研修スタッフの山本です。

さて、第38期JBBA研修生が4月に入所して丁度1ヶ月が経過しました。

研修生活も少しは慣れてきたところでしょうか。

ところで、JBBA研修生は体力づくりの一環としてランニングをしています。

それぞれ走る距離は違いますが、桜で有名な二十間道路を毎朝走っています。

5月のこの時期は満開の桜の中を走ります。

桜はあと数日で散ってしまいますが、季節を感じながらのランニングで研修生が身も心もリフレッシュしてくれればと思います。

Dscn9240

2016-05-10

春爛漫!JRAブリーズアップセールも無事終了【日高育成牧場】

 日高育成牧場に続く西舎桜並木は「優駿さくらロード」と呼ばれ、約1000本のエゾヤマザクラが3キロにもおよび立ち並ぶ浦河町が誇る桜の名所です。その桜も今が盛り。まさに桜のトンネルとなって、訪れる観光客の目を楽しませてくれています。このヤマザクラの並木ですが、本州でみるソメイヨシノとは異り、花の彩りが実にバライティーに富んでおり一本一本開花の程度もまちまちです。不思議に思いネットで調べてみたところ、ヤマザクラは同一地域の同じ群内でも個体の変異が多く、開花時期や花づき、そして花色の濃淡に大きな違いをみせるそうです。開花のタイミングや花の色が同じソメイヨシノとは対照的ですね。桜雲の例えのとおり白雲を思わせるソメイヨシノもよいものですが、白~紅色まで様々な色合いをみせるヤマザクラを観るのもまた楽しいものです。それにこのヤマザクラ。この時期、色濃くなってきた牧草の緑とそれを口にする子馬の姿とよくマッチするんです。桜・牧草・馬のある風景を楽しめるのも、春爛漫の日高ならではの贅沢なのかも知れませんね♪これは、一見の価値あり!ですよ。

 さて、4月26日(火)、中山競馬場でJRAブリーズアップセールが開催されました。悪天候によるフェリーの欠航により牝馬組の出発が一日遅れるなどのハプニングはありましたが、大きなトラブルもなく上場した育成馬すべてを購買していただくことができ、正直ホッと胸をなでおろしています。とは言え、1歳馬市場で購買した馬と当場で生産したホームブレッド、一緒に過ごした期間は異なりますが、それぞれが手塩にかけて育成調教をしてきた大切な馬たちです。無事競馬場に送り出せたことに安堵しつつも、これからの健康と安全を祈りながら活躍を見守っていきたいという思いは誰にも負けません。旅立った育成馬が中央競馬のターフの上で躍動する姿を見るのを、今からとても楽しみにしています。また、当場には、調教遅れのためJRAブリーズアップセールを欠場し、北海道トレーニングセール上場を目指すことになった育成馬がいます。これらの馬にも“遅い春”が訪れるよう入念に調整し、万全の状態でセールに臨みたいと思っています。馬耳東風の東風とは、春の風の事ですね。スタッフ一同、残った育成馬にも心地よい東風が吹く日が来る事を願っています。

Photo日高育成牧場の桜並木。GWには沢山の観光客が訪れました。

Photo_2 今年日高育成牧場で産まれたホームブレッドと母馬。桜と牧草と馬の組合せは絵になります。

Photo_3 ブリーズアップセールで3400万円の最高価格を付けたルーラーシップ産駒「ウルトラペガサスの14」。公開調教では、12秒1-11秒4の好時計をマークしました。

Photo_4北海道トレーニングセールに向けたトレーニングの後、牧草を食みリラックスするJRA育成馬。北海道トレーニングセールが待ち遠しいですね。

« 2016年4月 | メイン | 2016年6月 »