2015-06-03

当歳馬の馬体検査【ダーレー・ジャパン・ファーム】

牧場周辺が新緑に包まれ初夏の訪れが感じられるようになった今日この頃、ダーレーもやっとすべてのお産が終了しました。今年も色々大変なこともありましたが、すべてのお産が終わり、現場は少し安堵の雰囲気に包まれスタッフの表情も心なしか明るく見えます。

Photo今年も多くの仔馬が生まれてきましたが、この仔馬たちにはこれから競走馬としての大きな夢と使命が託されます。つまり、アスリートとしての挑戦の始まりです。それを日々サポートするトレーナー役となるのが私たち牧場スタッフです。

そこで今回は、この時期特に重要な当歳馬の馬体検査について紹介します。

サラブレッドの成長曲線を見てみると、最も成長する時期は生後から離乳までの半年の間です。出生時の体重は50~60㎏で成馬の約10%ですが、半年後の離乳時にはその50%、250㎏にまで成長します。このように生後からわずか半年の間に急激な成長を遂げることを要因として、骨や筋肉に成長期特有の様々な異常が発生します。これは、競走馬という、アスリートにとって、最悪の場合、競走生命に関わる重大な問題です。

そこでダーレーでは、2週間ごとに仔馬たちの馬体をチェックして、このような異常が起こったとしても、早期発見、早期治療ができるよう心がけております。

Photo_2馬体検査には、まず静止している仔馬を前後左右から確認する外貌検査、次に歩かせてその姿を見る歩様検査、そして異常が認められたらそこを触って確かめる触診検査などがあります。何か問題があれば、すぐに獣医師や装蹄師を呼んでその原因を突き止め、治療方針を組み立てていきます。

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Photo_4 2年後のデビューを目指して、いや3年後の頂点を目指して、アスリートとしての使命を背負って生まれてきた仔馬たちを、万全のチームワークでサポートしていけるよう、スタッフの勉強の日々は続きます。

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