2015年6月

2015-06-19

BOKUJOB2015 関西フェアの開催

 今年も宝塚記念の前当日の6月27日(土)・28日(日)の10:00~15:00の日程で阪神競馬場アメニティホールにおいて、牧場就業促進フェアを開催します。

 当日は以下の牧場の皆さんや団体の方々に牧場の仕事や研修制度について、直接説明をおこなっていただきます。

 この機会に是非お越しいただき、競走馬の牧場でのお仕事について、お話してみませんか?

 なお、当日は競馬開催日につき、入場料200円が必要となります。

【参加牧場・団体】50音順・敬称略

イクタトレーニングファーム、宇治田原優駿ステーブル、EISHIN STABLE、グリーンウッドパーク  ※(日曜日のみ)、信楽牧場、ノーザンファーム※(日曜日のみ)、吉澤ステーブル

JBBA(公社)日本軽種馬協会、BTC(公財)軽種馬育成調教センター

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BOKUJOB事務局

2015-06-17

トレーニングセール見学と牧場見学

 BTC軽種馬育成調教技術者養成研修第33期生の宇都宮と申します。

入講から2ヶ月以上が経過し、騎乗訓練も難易度が増してきました。

そんな中、僕たち33期生はHBAトレーニングセールと複数の牧場見学に行って来ました。 

 HBAトレーニングセールでは、一般の人たちが立ち入ることのできない厩舎エリアに入る事が出来ました。厩舎エリアでは公開調教前のピリピリした空気で、このセールにかける牧場の方々の想いが伝わってくるようでした。また、走る前にチャカついている2歳馬をしっかり走らせている騎乗者の方々には驚きました。

 僕は日々、馬の手入れや厩舎の掃除をしっかり行っているつもりでしたが、見学に行った牧場では、芝生も綺麗に刈られ、馬もピカピカに手入れされており、プロとの違いを感じました。また、僕たちの質問に対して親切丁寧に教えて下さりました。

 このように僕たちは刺激のある日々を送っております。今後、トレーニングセールや牧場での仕事に関わっていく自分は、まだまだ未熟な存在であり、プロに向かって更なる努力をしていかなくてはならないと、気持ちが引き締まる思いです。

Photo札幌競馬場にて集合写真

Photo_2種牡馬の展示風景

Photo_4調教見学風景

 

2015-06-11

当歳の成長力【JRA日高育成牧場】

 最初の写真は、4月20日に出産後、母親が寝返りをした際に子馬の右前肢が下敷きになり重度の外傷性外反症状を示したスノーボードロマンの15(父アルデバラン)です。当初は、周囲の靭帯断裂を伴うことから、絶望的な気持ちになったものですが、ギプス装着やエクステンションによる装蹄療法によりだいぶ良化してきました。生まれてすぐだったことが幸いしたのか、先週から他馬と一緒に昼夜放牧を行うことができるようにまでなりました。当歳馬の成長力には感服しました。歩様も違和感ないので、このまま順調に発育してくれることを願っています。

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Photo_4発症翌日です。翌日からギプス装着しました。物理的にまっすぐになるように促しました。

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Photo_610日後、内側にエクステンション(張り出し蹄鉄)を装着しました。これにより、内側への体重負荷をサポートすることができます。

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Photo_8上が2週間後、下が3週間後です。だいぶまっすぐになって来ました。

Photo_9 さて、日本ダービーも終了し、ついに2歳戦が始まりました。4月28日に行われたJRAブリーズアップセールから約1ヶ月経過し、ついにデビューの日を迎えました。6月6・7日に東京競馬場に応援に行ってきました。6日は東京競馬場(芝1400m)でヒシヘンリー(父アドマイヤムーン・母キウィダンス)、阪神競馬場(芝1600m)でノーブルマーズ(父ジャングルポケット・母アイアンドユー)が、7日は東京競馬場(芝1600m)でブロンテ(父クロフネ・母サイキョウロマン)、阪神競馬場(芝1400m)でキタイチサクラ(父ハービンジャー・ウインゼフィール)、タイセイマライカ(父バゴ・母ウインゼフィール)がデビューしました。

結果は、それぞれ、ヒシヘンリー5着、ノーブルマーズ2着、ブロンテ12着、キタイチサクラ5着、タイセイマライカ9着と、勝てませんでしたが、無事走ってこれたので、次走での巻き返しに期待したいと思います。

Photo_10東京競馬場装鞍所でのブロンテ。

 

2015-06-09

研修スタートから2ヶ月【JBBA静内種馬場研修課】

こんにちは。JBBA研修スタッフの山本です。4月に入所した第37期生の研修生活も2ヶ月が経ちました。

研修生にとってはまだまだ慣れない生活が続いていると思いますが、何人かの声をお届けしたいと思います。

Q.入所の動機と2ヶ月の研修を経ての感想を聞かせてください。

A.馬の世界に入りたいと思ったのですが、牧場に直接行っても何もできないので、JBBAの研修    で勉強してから牧場に就職しようと思いここを希望しました。早起きにはだいぶ慣れてきましたが、北海道はまだ寒いです。(ふじたく(男・19歳))

A.競馬に関わる仕事がどうしてもしたくて、ここを受講しました。朝のランニングが大変でしたが、だいぶ走れるようになってきました。始めは体があちこち痛くなりましたが徐々に慣れてきて、体力もついてきたと思います。(かずくん(男・30歳))

A.馬のことも全くわからない素人の状態で1年間牧場で働きましたが、馬が怪我をしてもその怪我をした箇所の馬体の名称もわからず正確に伝えることもできなくて、そのようなことが多くあったので、JBBAで勉強しようと思い入所しました。牧場では繁殖牝馬と当歳馬を扱っていましたが、研修所では騸馬を初めて管理したり、騎乗も初めて、寮生活も初めてと、初めての経験ばかりの研修です。でも毎日が楽しいです。(デカプリオ(男・19歳))

Q.今後の抱負を聞かせてください。

A.もっと騎乗が上手くなりたいです。いつも騎乗訓練でバランスが悪いと指摘をされるので、それを改善しかっこよく乗れるようになりたいです。(ふじたく)

A.馬を自由自在に操れるようになりたいです。(かずくん)

A.繁殖牝馬と当歳馬しか扱っていなかったので、もっと多くの馬を扱い、馬によって扱いを変えなければいけなかったりするので、そういうことを知りたいです。(デカプリオ)

以上です。

この2ヶ月で研修生もだいぶ体力もついてきましたが、技術や知識はまだまだのようです。今後も研修生の声と共にJBBA研修の様子をみなさまにご紹介していきたいと思います。

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2015-06-05

ビッグレッドファーム鉾田トレーニングセンターより

こんにちは。ビッグレッドファーム鉾田トレーニングセンターの附田恭也です。

これまでは本場であるビッグレッドファーム明和からの情報を書かせていただいておりましたが、今回は鉾田トレーニングセンターについてお伝えしようと思います。

当トレーニングセンターは茨城県鉾田市にあり、美浦トレセンから車で1時間15分程度の場所に立地しています。その名称からもお分かりいただけるかと思いますが、現役競走馬のレース間の中間調整を主に行っております。

Photo 具体的に申し上げますと、レースを終えた馬が次走に予定しているレースまで3~4週間以上空く場合に、ここに戻ってきて疲れを癒しつつトレーニングを積んでいます。この疲れを癒しつつというところがポイントで、レースに向けて沢山の馬たちがピリピリした精神状態でいるトレセンから移動することによって、出来るだけリラックスしてもらうように心がけているのですが、同時にトレセンへ戻ってすぐにレースに使えるように肉体的なコンディションを落とさないようにします。

Photo_2言葉で表現するのは簡単なのですが、これを両立させるのは本当に難しいことで、日々試行錯誤しながらより良い結果を求めてスタッフ一同業務に励んでおります。もちろんスタッフはこの正解のない問題に挑むことにやりがいを感じておりますし、また結果が出た時の喜びはひとしおです。

また、ビッグレッドファームの北海道の各場と同じように、環境整備にも力を注いでおります。草刈りや場内清掃、牧柵や厩舎設備等の修繕は言うに及ばず、雨によって変わってしまった地形の復元や、水はけの改良なども重機を使ってスタッフが自ら行います。

昨年は坂路コースに待望の屋根を設置したのですが、これも業者に交じって一部はスタッフの手で設置いたしました。

Photo_3このような作業を日々行いつつ、自分たちで使う施設を改良して安全に使いやすくしていくのも当グループならではで、スタッフたちは馬の扱いだけではなく、このようなスキルも自然と身につけていけるのが面白いところだと感じております。

東京からも車で2~3時間の場所にございますので、興味を持たれた方は是非お気軽に見学にきてください。そしてこのような場所で働いてみたいと思っていただければ私達も幸いに思います。

2015-06-03

当歳馬の馬体検査【ダーレー・ジャパン・ファーム】

牧場周辺が新緑に包まれ初夏の訪れが感じられるようになった今日この頃、ダーレーもやっとすべてのお産が終了しました。今年も色々大変なこともありましたが、すべてのお産が終わり、現場は少し安堵の雰囲気に包まれスタッフの表情も心なしか明るく見えます。

Photo今年も多くの仔馬が生まれてきましたが、この仔馬たちにはこれから競走馬としての大きな夢と使命が託されます。つまり、アスリートとしての挑戦の始まりです。それを日々サポートするトレーナー役となるのが私たち牧場スタッフです。

そこで今回は、この時期特に重要な当歳馬の馬体検査について紹介します。

サラブレッドの成長曲線を見てみると、最も成長する時期は生後から離乳までの半年の間です。出生時の体重は50~60㎏で成馬の約10%ですが、半年後の離乳時にはその50%、250㎏にまで成長します。このように生後からわずか半年の間に急激な成長を遂げることを要因として、骨や筋肉に成長期特有の様々な異常が発生します。これは、競走馬という、アスリートにとって、最悪の場合、競走生命に関わる重大な問題です。

そこでダーレーでは、2週間ごとに仔馬たちの馬体をチェックして、このような異常が起こったとしても、早期発見、早期治療ができるよう心がけております。

Photo_2馬体検査には、まず静止している仔馬を前後左右から確認する外貌検査、次に歩かせてその姿を見る歩様検査、そして異常が認められたらそこを触って確かめる触診検査などがあります。何か問題があれば、すぐに獣医師や装蹄師を呼んでその原因を突き止め、治療方針を組み立てていきます。

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Photo_4 2年後のデビューを目指して、いや3年後の頂点を目指して、アスリートとしての使命を背負って生まれてきた仔馬たちを、万全のチームワークでサポートしていけるよう、スタッフの勉強の日々は続きます。

2015-06-01

トレーニングセール【日高軽種馬農業協同組合】

こんにちは。HBAの酒井です。

今年最初のセールはJRA札幌競馬場で開催するトレーニングセールです。

昨年リニューアルした札幌競馬場で行なうため、昨年から準備をスタートしました。

セールは5月26日でしたが、21日から競馬場に入り、せりのステージを設置します。

パークウインズ仕様の客席の一部を移動し、そこへせり台とステージの部品を組み立てます。

このせり台も、私たちが基本案を作成したものをJRAで図面に起こして貰い、舞台製作専門の業者さんが作り上げたものです。

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3せり台から組み上げ、それから馬が乗るステージ部分を組み立てます。

装飾のための土や樹木、芝とウッドチップを運びます。この時点ですでに夜です。

4翌22日。札幌競馬場の誘導馬をお借りして実際にステージへ乗せてみました。

馬が乗った時の音やウッドチップの量をここで確認して最終調整します。

ステージ横などの樹木なども設置し、この日も夜まで作業は続きました。

23日・24日はパークウインズのため、一般の方にこのステージを開放しました。

たくさんの方がせりステージやせり台に上がって下さって、非常に嬉しかったです。

ちなみにこのせりステージのウッドチップは実際に札幌競馬場で使っているもので、芝も芝コースと同じ物を使っています。

524日はパークウインズが終了してから、せり会場の仕様に変更するため客席の設置と並び替えなど深夜まで作業を行いました。

25日の公開調教、26日のセールにはたくさんのお客様が来場して下さり、売上も初めて10億円を超えることができました。

セールだけを見れば、こういった会場も簡単に出来上がって見えるかもしれません。

しかし、せり台やステージの設置、樹木や花の装飾など、本当にたくさんの方々の協力があって、トレーニングセールが開催出来たのです。

JRA札幌競馬場の皆さんはもちろんのこと、業務課の皆さん、馬場造園担当の方とJRAファシリティーズの皆さんには早朝から深夜まで作業の手助け頂いたことを、この場を借りてお礼申し上げます。本当にありがとうございました。

627日はせり台とステージを解体し、来年まで倉庫へ片付ける作業と、場内をパークウインズ仕様へ戻す作業をしました。

パドックにあった「Hokaido Sale」の花文字が「日本ダービー」にいつの間にか変わっているのを見て、週末はダービーなんだなぁ・・と思いながら一週間ぶりに家に帰ったのでした。

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