ダーレー・ジャパン・ファーム

2015-10-14

オータムセール【ダーレー・ジャパン・ファーム】

10月7日(水)、HBA主催のオータムセールに生産馬20頭を上場しました。セリは馬にとっても生産牧場にとっても一大イベントです。

せりで多くのお客様に見ていただけるよう一ヶ月半ほど前から、引き馬、ロンジング、ウォーキングマシーンによる運動を中心に馬体作りに取り組んできました。また、レポジトリー用の四肢レントゲン撮影、喉の内視鏡検査、削蹄、装蹄などセリへ向けてやることもたくさんあります。さらに2週間前からは馬見せを開始し、多くの購買者に来場していただきました。

前日のセリ終了後、午後7時過ぎにセリ会場に馬を入厩し、期待と不安を胸にいよいよせりです。

セリ当日、最終の馬体確認、馬の手入れ等を行い、6回に分けて行われる比較展示で多くのお客様にお披露目しました。

Photo多くの来場者で賑わう中での展示とあって、馬は非常に興奮するので、そこを上手く先導するのも大事な仕事です。普段とは異なる環境の中で馬を誘導するためには、人と馬の信頼関係がこれまでの過程でどれだけできているかが問われます。馬の購買に関わるホースマンは、外見的な馬のコンフォメーションだけではなく、人と馬との信頼関係、つまり内面的なところも厳しい目で見ているのです。

Photo_2比較展示が終了すると次は、購買者が直接厩舎に行って馬を見る個別展示となります。ダーレーでは、厩舎の入り口にマーケティング用テントを設置し、ノミネーションスタッフが厩舎まで足を運んでいただいた購買者とコミュニュケーションをとってセールス活動を行います。多くの購買者が厩舎を訪れ、予想以上の盛況ぶりにノミネーションスタッフも手が回らず大忙しとなりました。

Photo_3そのようなバタバタとした状況の中で、セリが始まりましたが、お陰様で多くの方から活発なお声掛けをいただき、最終的に20頭すべて完売となりました。

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Photo_5牡馬の1頭は、オータムセール全体を通じて最高額となる高い評価も頂きました。

Photo_6無事にセリが終了し、撤収するころにはもう真っ暗になりました。

朝からの長丁場でスタッフ一同クタクタでしたが、上場馬の新しい行き先が決まった嬉しさに勝るものはありません。また頑張って行こう、良い馬を作っていこうという前向きな気持ちと共にセリ場を後にしました。

2015-07-31

サマーパーティー【ダーレー・ジャパン・ファーム】

 今年も毎年恒例のサマーパーティーの時期がやってきました。種付けシーズンも無事終了し、スタッフ一同家族と共にひとときの休息です。台風の影響が心配されましたが、なんとかお天気も味方してくれました。

 嬉しいことに年々増える子供達のために、今年は写真のような乗り物を用意して、キッズサマーダッシュ2015を開催し、熱戦が繰り広げられました。

Photo出店には大人も子供も大喜び!

Photo_2 大人たちは程よくお腹を満たしたところで、恒例のアクティビティを行います!今年は、自転車一本橋、長靴投げ、ペナルティキック、バスケットボールを競いました。優勝者には商品もあります。

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アクティビティの後は、表彰式とくじ引きで幕を閉じます。スタッフ同士、今シーズンを振り返り、来シーズンへの士気を高め合います!

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2015-06-03

当歳馬の馬体検査【ダーレー・ジャパン・ファーム】

牧場周辺が新緑に包まれ初夏の訪れが感じられるようになった今日この頃、ダーレーもやっとすべてのお産が終了しました。今年も色々大変なこともありましたが、すべてのお産が終わり、現場は少し安堵の雰囲気に包まれスタッフの表情も心なしか明るく見えます。

Photo今年も多くの仔馬が生まれてきましたが、この仔馬たちにはこれから競走馬としての大きな夢と使命が託されます。つまり、アスリートとしての挑戦の始まりです。それを日々サポートするトレーナー役となるのが私たち牧場スタッフです。

そこで今回は、この時期特に重要な当歳馬の馬体検査について紹介します。

サラブレッドの成長曲線を見てみると、最も成長する時期は生後から離乳までの半年の間です。出生時の体重は50~60㎏で成馬の約10%ですが、半年後の離乳時にはその50%、250㎏にまで成長します。このように生後からわずか半年の間に急激な成長を遂げることを要因として、骨や筋肉に成長期特有の様々な異常が発生します。これは、競走馬という、アスリートにとって、最悪の場合、競走生命に関わる重大な問題です。

そこでダーレーでは、2週間ごとに仔馬たちの馬体をチェックして、このような異常が起こったとしても、早期発見、早期治療ができるよう心がけております。

Photo_2馬体検査には、まず静止している仔馬を前後左右から確認する外貌検査、次に歩かせてその姿を見る歩様検査、そして異常が認められたらそこを触って確かめる触診検査などがあります。何か問題があれば、すぐに獣医師や装蹄師を呼んでその原因を突き止め、治療方針を組み立てていきます。

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Photo_4 2年後のデビューを目指して、いや3年後の頂点を目指して、アスリートとしての使命を背負って生まれてきた仔馬たちを、万全のチームワークでサポートしていけるよう、スタッフの勉強の日々は続きます。

2015-04-10

スタリオンマン【ダーレー・ジャパン・ファーム】

 皆様、こんにちは。4月になり日本各地で桜が開花するなか、入学式や入社式が行われたり、桜の名所は花見客で賑わったりと春真っ盛りという感じでしょうか?

 北海道は、日中でも15℃を下回る日が多くまだまだ肌寒い日が続いており、桜を見るのはまだまだ先になりそうです。しかしながら、牧場周辺を車で走ると馬運車とすれ違う回数が一気に多くなり、春の訪れと共に繁殖シーズン最盛期に突入したのを感じる今日この頃です。

 さて、この時期に多くすれ違う馬運車。その名の通り馬を運ぶ車ですが、向かう先はというと、スタリオン(種付場)です。ダーレーにもスタリオンがありまして、現在、アドマイヤムーン、フリオーソ、キングズベスト、モンテロッソ、パイロ、全5頭の種牡馬を繋養しています。

 今回は、そのスタリオンで働く専属のスタッフであるスタリオンマンについてご紹介します。

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現在、種付け業務に大忙しのスタリオンマンですが、担当種牡馬の健康状態について細心の注意を払いながら飼養管理を行っています。

よきパートナーとして家族同様いやそれ以上のお付き合いになるのかもしれません。

02 皆様には、“種付け”といってもあまりイメージが沸かないかもしれませんが、実際にはかなりの体力を消耗するのと、危険が伴います。そのためストレスが溜まったり、時には怪我をしてしまったりすることなどもあります。

 それは種牡馬だけでなく、業務を行うスタリオンマンも同様です。

 写真は、種付け前の準備で、繁殖牝馬に一定の処置がなされているところです。基本的には枠馬の中で行うのですが、そこに入るのを嫌う馬もいるので、写真のように馬房の中でこの処置を行わざるを得ないことも多々あります(汗)。繁殖牝馬の尾にテーピングをまいたり、洗浄したり、蹴られた衝撃を最小限に抑えるためのブーツを履かせたり、種付け中になるべく動かないように保定(鼻捻子、耳捻子を使用)したりとひと苦労です。

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 馬は季節繁殖動物に属しているため、繁殖牝馬の発情が来て種付けが可能となるのは日照時間が長くなる春の時期だけです。この時期に種牡馬が体調を崩してしまっては、多くの生産者にご迷惑をかけることになります。手厚いケアで健康な状態を維持してやることが必須となってきます。

シーズンを乗り切る体力を維持するために適切なエクササイズなども欠かせません(写真下)

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スタリオンマンとして働くには、馬に愛情を持つことはもちろんのこと、経験と熟練された技術が求められるのです。

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さあ、今年も人馬共に繁殖シーズンを無事に乗り切れるよう、気を引き締めて頑張ります!

2015-02-02

繁殖シーズンを裏で支える乳母たち【ダーレー・ジャパン・ファーム】

今年も繁殖シーズンが始まりました。

1月に出産を無事終えた2組の乳母を紹介致します。

まずはぶちの毛色が可愛いリンリン親子です。1月17日生まれの牝です。

Photo乳母の出産はサラブレッドが出産をするうえで大きな役割があります。

1、 サラブレッドが出産後、育児できなくなった場合の親代わりになること。

2、 乳母から質の良い初乳をストックし、サラブレットの当歳馬に与えることができる。

3、 ユニバーサルドナーとしての可能性がある。

4、 牝が産まれればいずれ乳母に、牡が産まれれば試情馬として使える。

そして黒毛の乳母ローラの出産シーンです。1月28日生まれです。

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何度立ち合っても、出産の感動が薄れることはありません。

私たちの願いはただ一つ、

元気で立派な馬に成長して欲しい!ということにつきません。

2014-07-23

草刈り【ダーレー・ジャパン・ファーム】

北海道にも緑茂る季節がやって参りました。

繁殖シーズンも終了して精神的にほっと一息といった今日この頃ですが...。

この時期は、広大な敷地の草刈り作業が待ち構えています。

場内を清潔かつ美しい状態に保つのも牧場にとって大切なことです。

小石などが顔に当たるのを防ぐためフェイスガードを着用し、完全防備で作業します。

大きな草刈り機に乗って作業することもありますが、機械が入らない場所などではブラシカッターで草刈りをします。

Photo草刈り後には、歩道に散らかった草はブローアーで綺麗にしていきます。

炎天下ですが、暑さに負けずにこうした作業を行うのも重要な仕事の一つです。

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また、この時期には社内の大きなイベントの1つ、サマーパーティーが開催されます。

繁殖シーズン終了後のイベントということで毎年恒例となっており、社員だけでなくその家族も参加しています。

まずは、社長の労いの言葉と乾杯からスタートし、新入社員紹介、アクティビティやビンゴゲームなど盛りだくさんの内容でパーティーは進みます。

Photo_3もちろん、美味しい食事も忘れてはなりません!

Photo_4アクティビティは、PK戦や自転車一本橋ゲーム、恒例の長靴投げなどバラエティに富んでいます。

Photo_5繁殖シーズン終了後のひとときを皆で楽しみ、おもいっきり遊んだら、明日からまた強い馬作りを目指してスタッフ一同、新たな気持ちで頑張ります!

2014-06-16

コンディションチェック【ダーレー・ジャパン・ファーム】

 お産シーズンが無事終了しホッと一息といきたいところですが、種付けシーズンが終盤を迎え何とか残りの繁殖牝馬が受胎するようにと願う多忙な毎日です。

そんな中、毎年定期的に行われている栄養コンサルタントによるスタリオン、繁殖牝馬、1歳、当歳とすべての馬のコンディションチェックが行われました。 

1頭1頭入念に馬体を観察し、飼養管理上問題が無いかをチェックしていく重要な検査です。

普段毎日見ている人が、その馬のことを100%把握している...?と思われがちですが、馬体の変化や成長度合いを評価するのは、実は簡単なようでとても難しいことなのです。

そこで、栄養コンサルタントに定期的に検査を依頼し、客観的に評価してもらうことで、各馬の特徴を把握し、飼養管理する上での方向性を決めています。

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馬体の評価法として重要なものにBCS (ボディーコンディションスコア) というものがあります。

これは脂肪のつき具合を指標化したもので、1.0 (極度の痩せ細った状態) から9.0 (非常に太っている) まであります。各発育ステージごとに理想のBCSが設定されており、この評価法に基づいて細かくチェックされます。

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「最近太ったかも」とか「なんか痩せた気がする」なんてあいまいな会話はここでは通用しません。

もちろん、このほかにも体高、体重、毛艶、蹄、肢軸など検査する項目は山ほどあります。

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話題はそれますがダーレーでは、ダーレー・フライング・スタートというサラブレッド業界における2年間のビジネス研修制度があります。

今年は、香港とアメリカ出身の研修生2名が日本にやってきました。

ダーレーにおいて馬の飼養管理を実際に体験しながら、競馬場やトレーニングセンターなどいろいろな施設を訪問し日本の競馬界全体について学ぶ機会が与えられます。理論から実践まで様々な課題を乗り越え一定のレベルに達した研修生は、サラブレッド業界に携わる経営管理者としてUCD Michael Smurfit Graduate Business Schoolに認可された卒業証明書が授与されます。

興味がある方はぜひHPをご覧ください。HP→http://www.darleyflyingstart.com/

2014-04-25

出産シーズン【ダーレー・ジャパン・ファーム】

 日高もだいぶ暖かくなり、遅い春の訪れを感じる時期となりました。

同時に、我々生産者にとっては馬の出産&種付けと1年で最も忙しく、神経を使うシーズンとなります。 

繁殖牝馬の出産予定日が近づくと、スタッフが24時間体制で監視し出産に立ち会います。

写真のような酸素ボンベ、消毒液、タオル、コットンなど出産に必要な道具を予め用意しておきます。

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分娩馬房に隣接する監視室で夜を徹して繁殖牝馬の様子を見守ります。

また、定期的に直接馬房に入り繁殖牝馬の乳房の張りを確認しながら、分娩時期を推測します。

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無事に分娩が終了すると、産まれた仔馬は約1時間後に立ち上がり、その後母乳(初乳)を飲みます。

馬は人間と違い、母の胎盤を通して仔馬に免疫抗体が移行しないという特徴があります。

また、初乳中に含まれる免疫抗体を仔馬が体内に吸収できる時間は生後24時間以内とされています。

したがって、今後すくすくと元気に育つためには、この初乳を摂取することが必要不可欠となり、

上手くいかない場合は、スタッフが介助して飲ませます。

Photo_15 まだまだ目が離せないのですが、無事に産まれて良かったとほっと一息つく瞬間。

 それは新しい命の誕生に感動し、競走馬としての将来に多くの関係者が夢を抱く、

 まさにその瞬間なのかもしれません。

2014-03-11

ダーレースタリオンパレード

2月24日 (月曜日) にダーレースタリオンパレードを開催致しました。

例年より少々遅めの開催でしたが、天候にも恵まれぽかぽかした陽気の中、新種牡馬2頭を含む8頭の展示を致しました。

恒例となった合田直弘さんの司会のもと、グリーンチャンネル等で活躍中のフリーアナウンサー、山本潤さんをゲストとして招き始まった恒例のトークショー。

今年はさらに馬産地でおなじみの古谷剛彦さん&村本浩平さんにもお越し頂き、ダーレー種牡馬の話題で会場を盛り上げていただきました。

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トークショーで盛り上がった後は、いよいよ種牡馬の展示。

スタッフの緊張感漂う中、展示のトップバッターを務めたのは、初年度産駒の活躍で大人気となっているパイロ。

均整のとれた黒光りする馬体と鋭い眼光で関係者を圧倒し見事大役を果たしました。

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その後、初年度産駒が活躍中のディープスカイ、初年度から多くの繁殖牝馬を集めたフリオーソ、

絶大な人気を誇るキングズベスト、少ない産駒から大物を送り続けるストーミングホームの順で展示されました。

そして今年ハクサンムーン、アルキメデスなど産駒の活躍が期待されるアドマイヤムーンが登場。

種牡馬としての貫録を見せてくれました。

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トリを務めたのは注目の新種牡馬2頭、モンテロッソとハードスパン。まずは2012年のドバイワールドカップ勝ち馬モンテロッソが登場。ドバイワールドカップをレコードタイムで勝利した実績に恥じない馬体やスピードと躍動感を感じさせてくれる動きを披露し、生産者からの高い評価を得ました。

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そして最後はダンジグ晩年の傑作にしてアメリカで成功を収める大物種牡馬ハードスパン。

日本でも全日本2歳優駿を制覇したサマリーズらを送り出し適性を示している本馬。

世界から評価いただいている好馬体で会場を大いに沸かせました。

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展示終了後は、皆様にご用意させていただいた昼食と共に種牡馬の話題で会話が弾みました。

これから本格化を迎える繁殖シーズンに向け、皆様気合が入っているのが伝わってきました。

今回は中央競馬の代替開催日と重なってしまい、厩舎関係者が少なかったのは残念でしたが、

約700名と多くの関係者で賑わい大盛況のうちに無事終了しました。

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パレードが終わると、さあ、種付けシーズンの幕開けです。

大切な繁殖牝馬を安全かつ無事に種付けし、お客様に心から喜んで頂けるようなサービス

を提供できるようスタッフ一丸となって頑張りたいと思います。

2013-12-24

Year End Party ダーレー・ジャパン・ファーム

 今年も、あっという間に年の瀬ですね。お産シーズンも近づいてきました。

 ダーレーでは、栄養コンサルタントによる定期的な馬のコンディションチェックを行っております。今回は、お産シーズンに向けての大事な検査です。

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 1頭1頭、横から、さらに前からと入念に馬体検査を行います。今回の結果を元に、今後の飼養管理メニューが細かく決められていきます。


 また年末といえば、忘年会シーズン!ダーレーでは、毎年、年度末にイヤーエンドパーティーを開催しています。

 ビデオで1年のレース&出来事を振り返り、なかなか感慨深いものがあります。

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 毎年一番盛り上がるのがビンゴゲーム!一等商品目指して、気合いが入ります!

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 スタッフ全員が、栄光に向かい同じ方向を見つめて・・・来年も頑張っていきたいです!

 皆様、本年は大変お世話になりました。来年も何卒よろしくお願いします。



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