2018-12-14

皆さん、こんにちは。ビッグレッドファームです。

身体を動かすと少し汗ばむ暖かい日が続いた11月も末頃から一気に冬らしい寒気が入り込んできて、こちら北海道の秋はあっという間に過ぎ去ったように思います。視覚的に秋を感じさせてくれる紅葉が今年は1ヶ月と経たないうちに落ち切ってしまった事も、より秋を短く感じさせたのでしょう。牧場を囲む山々や場内を朱や黄色で景観を飾る木々の紅葉を毎年楽しみにしている者としては、もう少し秋を味わいたかったですね。

さて、12月に入ると人も馬も衣替えを済ませ、すっかり冬の装いです。景色も先日7日に降った雪で一面銀世界へと姿を変えました。

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Photo_4 そんな本格的な冬の到来ですが、牧場全体の冬支度はまだ暖かさを残す11月から動き出します。外作業が主な牧場業務は、厳しい冬による凍結や降雪への対策や防止を兼ねた事前の準備が重要です。

凍結の対策・防止の一つとしては、建物内外の「水落とし」です。「水落とし」とは簡単に説明すると「水道管を流れている水を抜く事で、管の中で水が凍結してしまうことを防ぐ」というもの。特に厩舎の各馬房に備え付けられているウォーターカップ(自動給水器)の配管は外に剥き出しの状態のため凍結してしまう前に使用を止め、水バケツを吊るして人の手で水を足す方法に切り替るのですが、この水足しの作業はなかなかの重労働!馬の水分確保のため欠かせませんが、寒い中での水作業に加えて水の入った重いバケツを手で各馬房に運ぶので、気力とパワーを使います。

しかし体を動かす作業なので寒さで悴んだ手足も自然と温まり体もほぐれますし、体がほぐれると怪我の防止にも繋がります。また、重いバケツを運ぶ事で筋力や体力維持にもなり、牧場業務に携わる上で必要な体づくりにも繋がるので、そう考えると水足し作業一つで一石二鳥ですね。

降雪への対策・防止の一つとしては、牧場内の環境整備です。これは常日頃から気を配っている部分ですが、秋口からの整備のメインは「落ち葉拾い」です。場内の美化を保つ為でもありますが、雪解けによる水の通り道を確保する為でもあります。溝などに落ち葉が溜まったまま雪が積もり凍ってしまうと雪解け水が塞き止められて水が溢れるという事が起こり得るため、雪が降る前の除去が必要なのです。ビッグレッドファームは敷地内に多くの木を植えているのでスタッフ総出で落ち葉回収を行い、雪が降る前に無事に回収を終えて冬を迎えられています。

そして、この時期から生産牧場は馬のお産に向けて準備が始まり、忙しくなります。

当牧場は今シーズンよりお産場所を、ビッグレッドファーム明和から今年度より開場したビッグレッドファーム朝日(新冠町サラブレッド銀座と呼ばれる通りに位置した牧場)に移します。

ビッグレッドファーム朝日は主に繁殖牝馬および幼駒を管理する牧場です。開場したばかりで今現在も新しい厩舎や施設を作っている最中ですが準備は着々と進んでおり、現在約45頭のお産を控えた繁殖牝馬を管理しております。今までより繁殖牝馬を多く収容可能になったため、昨年まで預託先の牧場さんに担って頂いていた繁殖牝馬も今年から当牧場の管理になりました。純粋にお産頭数が増えているのでシーズンの期間は長くなりますし、例年に比べると作業ボリュームは何倍も増える事は間違いないですが、通常業務も含め、作業を滞りなく来年以降に繋げられるように引き続きスタッフ一同協力していきます。

最後に。今年も残りわずかとなりました。皆さん良いお年をお迎えください。

〈下記の写真は、季節が秋へと変わり始めた心地よい日のワンシーンを撮影した2枚です〉

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