2018-08-10

皆さん、こんにちは。ビッグレッドファームの堀田です。

北海道らしくない暑さが続いた新冠の夏ですが、「避暑地には適さないのでは?」と思う程、年々陽射しが強くなり、蒸し暑さを感じ、夏バテを感じる日が続きました。

暑さは知らずの内に体力を奪うので要注意ですし、だからこそ日々の体調管理やケアはとても重要と思います。

それは勿論、馬も同様です。

当牧場は「丈夫で強い馬づくり」をモットーに馬を管理している為、気温や気候によって運動や放牧を控えたりしません。どんな自然環境にも慣らす事で、馬本来の基礎代謝・新陳代謝・免疫力を更にアップさせる事に繋がるからです。

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しかし、体力が落ちている状態で行うと体調を崩し悪化を招く可能性もあります。

過保護になり過ぎず、かつ馬を強化していくには、普段から馬の様子に目を配り、状態を見極める事が不可欠です。

この時期でより気を遣うのは、やはり当歳馬。

初めて経験する夏の暑さに既にグッタリ。暑さに加えて厩舎の外ではアブに集られ、アブを払おうと動き回って余計に体力を消耗。

体力の低下とともに免疫力も落ちると、熱発や風邪を拗らせたり、腸内環境が悪くなり下痢が止まらず脱水を引き起こしたりと、まだ自己免疫力を付け始めている段階の仔馬が体調を崩しやすいです。

Photo_2 そして馬によって症状や回復期間は違うためケアの仕方も変わってきます。

例えば、体を酷使させない様に陽射しの強い時間帯や雨が降っている時は放牧を控える。

感染症にかかった仔馬は、他の仔馬に感染しない様に管理を別にする。

必要に応じて、最低限の投薬治療を行うなど。

例に挙げさせてもらった処方・対処は、治療方法の一部ですが、巡ってくる年が同じ気候と限らないので、来年以降は対応方法が変わっているかもしれません。

北海道の夏も年々気温が上昇しています。

その中で如何に馬にとって負担がなく病気などにも打ち勝てる健康的で強い身体づくりへと繋げていけるか、毎日が観察の日々です。

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さて、先日。BOKUJOBの見学体験会にて、牧場案内をさせて頂きました。

Photo_4 新冠にあるビッグレッドファーム明和へのご来場は、色々な牧場さんで見学・体験をされてきた後の昼下がりだった事もあり到着時は参加者の皆さん少し眠たげでしたが、バスで場内を回りながらの案内が始まるとキラキラとした眼で外の景色を見られていて、気持ちが切り替わった様子でした。

種牡馬を管理しているスタリオン厩舎でバスから降りた後も、厩舎周りを散策されたり馬房内の馬と写真を撮られたり、また馬の一挙一動を熱心に観察されている姿は「疲れを忘れる程に全てが刺激的なのかな?」と感じ、とても微笑ましくなりました。Photo_6

Photo_7 かく言う私も、見学会などの時間に刺激を貰っている一人です。

案内説明をさせてもらう事で会社の理念や知識を更に深められる機会でもありますが、見学者の方達が牧場や馬を見たままに感じた感想や質問が、当たり前のように馬と過ごしているからこそ気に留めなかった事ばかりで、「なるほど。こういう見方があるのか!」と新鮮で衝撃で、自分の感性が広がる心地になります。

限られた時間の中で、いつも多くのものを頂いています。

この様な機会は今後も多く有って欲しいです。

その時に、今までに「得た・頂いたもの」を今度は私から発信して、競馬業界や牧場業に興味がある方やこれから携わりたいと考えている方々の背中を押す手助けになれば幸いですし、この業界の盛り上げに繋がれば嬉しいです。

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