2015年11月

2015-11-25

「強い馬づくり講習会」と「実践研修」【JRA日高育成牧場】

 離乳を終え、次の出産シーズンが始まるまでの間、生産牧場も比較的落ち着いた時期になります。この時期は、日高の地区ごとに様々な勉強会が開催されます。これらの場を活用して、JRA日高育成牧場から当場の職員を講師として派遣し、JRA育成馬を活用して得られた調査研究成果を披露させていただいています。先日(11月18・19日)、日高軽種馬生産振興会青年部連合会と当場との共催で、浦河と門別の2ケ所で「強い馬づくりのための生産育成技術講座2015」を開催いたしました(強い馬づくり講習会)。両日ともに多数の皆様にご来場いただきました。この場をお借りしまして、あらためて御礼申し上げます。

Photo_9 浦河は、浦河町総合文化会館・文化ホールで行われました。

内容は、『分娩日の予測法 -乳汁のpH・Brix測定について-』(村瀬 晴崇)、

 『子馬の飼養管理 -生後から2ヶ月齢-』(冨成 雅尚)、『BTC屋内坂路馬場の運動負荷について -美浦トレセン坂路馬場との比較-』(羽田 哲朗)(※浦河会場のみ)、『ローソニア感染症対策』(宮田 健二)(※門別会場のみ)についてでした。毎年、青年部の方と協議し、生産地の皆様が興味をもっている演題を選んでいます。研修会後にいただいた皆様のご意見やご感想を参考に、今後も、皆様のお役に立てる生産育成研究を行ってまいりたいと考えています。

Photo_2 門別は門別総合町民センターで行われました。

 講習会の良さは、興味を持っていることについて勉強しようと思ったときに、本やネットで調べるよりも手っ取り早いということがあります。一方、講習会に参加してみたはいいが、わからないことがあった場合、会場の雰囲気的に『質問や意見を発言しにくい』、あるいは、本当はこんなことが知りたいが『テーマを選べない』など感じている方もいるのではないかと思います。

 日高育成牧場では、軽種馬に関する技術習得を目的とした実践研修プログラム(JBBA軽種馬経営高度化指導研修)を行っています。このプログラムは、講義・実習・ディスカッションからなっています。その特色は、少人数のグループで申し込むことができ、自分で学びたいことを選択できます。特にJRAで繋養している繁殖牝馬、子馬、育成馬等を実際に使用して実習を行うことが特徴です。気のあった仲間同士、あるいは牧場就業後の社内研修としても活用していただければ幸いです。日高育成牧場に遊びにきていただくような、気楽な気持ちで参加していただければと思います。

Photo_3ブレーキングについての講義です。

Photo_4まったく馴致の経験がなくても、乗馬を用いてドライビングの体験を行えます。

Photo_5繁殖牝馬の削蹄実習です。

Photo_6直腸検査を実際に行ってもらっています。

Photo_7当歳馬のボディコンディションやコンフォメーションに関する実習です。

Photo_8コーヒーを飲みながらリッラクスした雰囲気でディスカッションをしています。

2015-11-19

1歳馬の馬運車練習。ビクトリーホースランチです。

1歳馬達の馴致メニューも順調に消化し、日に日に成長しているのが伺えます。

今では本場のウッドチップコースを、鬣をなびかせながら気持ち良さそうに駆けています。

今日から、間もなく始まるBTC(軽種馬調教育成センター)での調教へ通うために、馬運車に乗る練習を行いました。調教を終えると、いつもは馬房へ戻りますが、馬房を素通りし馬運車へ向かうと“あれ?どこに行くんだい?”と言わんばっかりに首をかしげます。

馬運車の前に来ると、順番に並んで乗り降りの練習の開始です。素直に乗る馬もいれば、入口の前で中々一歩が出ない馬もいますが、スタッフが常に声掛けをすることで、馬も安心して車の中に入っていきます。所定の場所に着くと「間仕切り」と呼ばれる板を閉めて

しばし休憩? その間もスタッフが“大丈夫だよ、大丈夫だよ!”と声をかけます。

時間にするとわずかな時間ですが、これを繰り返すことで馬運車にも慣れ、スムーズな乗り降りができるようになります。BTCでは坂路調教もメニューに加わりますので、より一層逞しく成長して行きます。

1間仕切りします、大丈夫だよ。

2 大人しくしていられるかな?

3順番に並んでいます。

4 素直に乗れました。

2015-11-16

後継者研修はじまる【JBBA静内種馬場研修課】

こんにちは。JBBA研修スタッフの山本です。

JBBA研修生は先週まで一人10日間の牧場実習ということでお世話になっておりました。

そして今週からは後継者研修が始まりました。

この後継者研修は、全国の競走馬の生産育成牧場の後継者やその家族、スタッドマネージャー、それに準じる方々を対象に軽種馬の飼養管理に関する基礎知識や乗馬を学んでいただく研修です。

午後1時から2時間程度の講義を受けて、それから午後3時から乗馬練習を行っており、土日を除く10日間の研修カリキュラムとなっています。

JBBA研修生も一緒に講義に参加させていただき後継者研修受講生とともに勉強し、乗馬練習ではサポートとして練習の手伝いをします。

講義は新たな知識を得るチャンスでもあり、またこれまで学んできたことの再確認もできます。更に実際に牧場の現場で仕事をしている方と一緒に学び刺激を受けることで、今後の研修の活力とできる貴重な機会です。

この期間に少しでも知識を身つけ、これからの研修に活かせてもらえればと思っております。

Dscn7503後継者研修受講生と一緒に講義を受けてます

Dscn7525乗馬練習のサポート

2015-11-13

ホッカイドウ競馬開催見学

こんにちは、BTC育成調教技術者養成研修第33期生の鈴木数史です。

11月5日、僕たちは日高町にある門別競馬場の競馬開催を見学してきました。

Photo_3 この日は、中央・地方競馬の交流重賞(JpnⅢ)である「北海道2歳優駿」が行われました。JRAの武豊騎手のトークショーも行われるということで、Aスタンド・ポラリススタンド共に、屋内施設は沢山のお客さんで賑わっていました。

Photo_2

Photo_4 以前、中央競馬の札幌競馬場での開催も見学させていただきましたが、それと比べて思ったのはとても距離が近い!ということでした。パドックも馬場もとても近く、埒のすぐ向こうに馬がいるという感覚で、とても臨場感を感じました。ナイター開催というのも雰囲気がまったく異なり、平日なのに家族連れや若い人が多いなとも感じました。

Photo_5  武豊騎手のトークショーにも足を運びましたが、とても人が多くて、前の人の頭の間から辛うじて見えるような状況でした。勝ちたいレースは?という質問に対しては、やはり「朝日杯FS」と「凱旋門賞」とのことでした。全G1制覇と世界最高峰レースの制覇、僕たちが生きている間に見られるか分からないほどの偉業なので、ファンとして是非とも達成して欲しいと思いました。

 さて、メインレースの北海道2歳優駿ですが、僕は23歳なので馬券を買いました。本命は地元のタイニーダンサー号で、今年の道営競馬2歳は強いと言われ、事実前走のエーデルワイス賞で中央馬を撃破していること、ラブミーチャン号と同じ父・母父で差し脚質なら距離不安も克服できると考えたこと、何よりパドックの気合入りがとてもよく見えたことから、この馬を中心に馬券を買いました。

 結果はまさかの逃げ差しで、見事交流重賞2連勝を飾りました。馬券の方は、2頭軸のもう1頭が着外になってしまったため、単勝しか当たりませんでしたが、すぐ近くで繰り広げられる熱戦にとても興奮しました。

 馬産地の競馬場ということで、日高を盛り上げるのに大きな役割を果たしているということを改めて感じました。この高揚した気分、楽しい気持ちをもっと多くの人に知ってもらうために、一人前のホースマンを目指してこれからの研修を頑張っていこうと思います。

2015-11-04

こんにちは。ノーザンファームです。

11月に入り朝と昼の気温差が大きくなり、冬の気配が近づきつつある時期に差しかかりました。

競馬界ではほぼ毎週のようにG1があり一年で一番盛り上がる時期を迎えています。

ノーザンファームでも牧場一丸となって育成馬達の活躍を応援し、一喜一憂しております。

さて、今回は北海道から飛び出しの本州の東の拠点であるノーザンファーム天栄について少しご紹介したいと思います。

Photo

ノーザンファームでは生産と育成を手掛けていますが、2歳馬以降の現役競走馬の休養・育成施設がノーザンファーム天栄です。

ノーザンファーム天栄は福島県にあり、主に関東馬の休養や北海道や関西方面からの馬輸送の中継地点として活躍しております。

もちろん休養だけではなく、競馬にすぐにでも使えるように調教もしっかりと行います。

そのため、施設内はさながらトレセンのようになっております。

Photo_2全体の風景はこのようになっています。

奥に見えるのが坂路コースです。坂路は900mありトレセン並みの調教が出来ます。

Photo_3周回コースは1,200mありダートとウッド両方のトレーニングが出来ます。

Photo_4周回コースの隣にはミニトラックがあり、フォームの確認を行ったりしています。

ノーザンファーム天栄で馬達がしっかりとパワーを溜めて競馬場で活躍し、また無事に天栄にリフレッシュに来てくれることをスタッフ一同願っております。

未来のG1馬に乗れるかもしれないここノーザンファーム天栄にも是非興味を持ってもらえればと思います。

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