2014-09-27

皆さん、こんにちは。JBBA研修生の小島です。

8月も半ばを過ぎたある日、僕たち研修生はまたまた『JRA日高育成牧場』へお邪魔させていただきました。

この日は獣医畜産系学生向けサマースクールの開催期間中ということで、参加者の方もいらっしゃいました。

今回は「離乳実習」ということで離乳について学ばせていただきました。

離乳とは、生後4か月ごろから行い、仔馬を母馬から離すことを言います。

その他にもたくさんの事を学ばせていただいたので先にそちらを紹介します。

JRA日高育成牧場では、競走馬のかかる疾病の研究を行うために研究対象となっている疾病を患っている馬の飼育も行っています。

今回は2つの症例の馬を見せていただきました。

1例目は蹄葉炎(ていようえん)という蹄の病気を患った馬でした。

蹄葉炎はひどくなると歩行が困難になり、人間でいう床ずれのようなものまで発症してしまう病気です。

この馬の場合は、装蹄療法を用いて治療を行っており、完治までは1年ほどだという事でした。

2例目はウォブラー症候群という病気を患った馬でした。

ウォブラー症候群という言葉は聞き慣れない病名だと思いますが、脊椎の変形によって起こるもので、こちらの病気も歩行が困難になってしまいます。

JRA日高育成牧場では、このような疾病の研究を行い、馬の病気を予防したり、かかっても治療できるよう日々努力されています。

また、このような疾病の研究だけではなく様々な研究を行い、それを公開し、競馬界の発展のために大変な貢献をされています。

次に、仔馬の発育状態を確認するための検査を見学させていただきました。蹄と頸のレントゲン、内視鏡、体脂肪の検査を行っていました。

馬の体脂肪計も存在するらしいのですが、こちらでは、エコーでお尻の脂肪の厚さを測り、それを計算式に当てはめて求めているそうです。

ちなみに、馬の体脂肪は [(脂肪の厚さ)×1.5]+8.0 で求められるそうです。

さて、とうとうメインイベントの離乳です。

日高育成牧場では、今年は全ての親子を一斉に離すのではなく、半数ずつ離乳を行っていました。こうすることにより、「1回目に離乳した仔馬は残っている他の仔馬の母馬がいるためそちらを頼り、2回目に離乳する仔馬は1回目に離乳した仔馬が落ち着いているために安心でき、離乳によりかかるストレスを軽減できる」という事です。

離乳はどうだったかというと、仔馬母馬ともに落ち着いている様子で、とてもスムーズに行われました。

「仔馬がいなないたり、お母さんを探して走り回ったりと落ち着かない」と聞いていたので、少し拍子抜けのような気もしましたが、この方法が仔馬にとって良い方法なのは間違いないです。

最後に、最初から最後まで指導をしてくださったS先生を始め、日高育成牧場の方々、ありがとうございました。

Dscn41861当歳のエコー検査

Dscn41931離乳前の親子

Dscn41981離乳後の仔馬の不安そうな様子

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