2014年3月

2014-03-28

人づくりができる馬づくり

 JRAでは、1歳市場で購買もしくは自ら生産し、2歳春まで育成調教をした後、JRAブリーズアップセール(今年は4月29日に開催)で売却しています。これらの馬のことをJRA育成馬と呼んでおり、また、JRA育成馬のうち、自ら生産した馬のことはJRAホームブレッドと呼んでいます。

 JRA育成業務の主な目的は、「強い馬づくり」のための生産育成研究・技術開発ですが、人材養成もその中のひとつです。BTC育成調教技術者研修の生徒たちは、JRA育成馬を活用して、馴致や騎乗などの実践研修を行っています。

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騎乗馴致の研修中です(9月)。ダブルレーンによるドライビングを行っています。

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BTC生徒に対する騎乗実習(1月)。縦列調教を行っています。2番目と4番目が生徒です。

 若馬のトレーニングは、馬に負荷をかけて鍛えることも必要ですが、それ以上に、競馬で持っている能力を発揮するために「騎乗者の指示に従う馬」を調教することが大切です。つきつめると、騎乗経験の浅いBTC生徒が安心して研修を行うことができる馬をつくることが、そのような馬を調教することにつながると考えています。

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BTC生徒に対する騎乗実習(3月)。後方2頭が生徒です。騎乗馬は異なりますが、同じ生徒の騎乗です。騎乗技術も随分上達しました。

 JRA育成馬を活用して、実際に競馬を目指した調教を彼らに行わせ、その中で調教方法や騎乗技術を習得してほしいと考えています。さらには、騎乗馬の中から活躍馬がでて、彼らの将来の大きな自信となってくれることを願っています。

 「強い馬づくりは人づくりから」といいますが、「人づくりができる馬づくり」も目指していきたいと思っています。

Photo_4ちょっと古い写真ですが、育成馬展示会での騎乗風景(2011年)です。モンストール(外:職員騎乗)と併せるダンツミュータント(内:BTC生徒騎乗)。ちなみに、モンストールも生徒の騎乗研修に活躍しました。今年の育成馬展示会は4月14日(月)10時~開催します!

2014-03-24

「牧場で働こう日帰り見学会(関東)」について

BOKUJOB事務局の北川です。

 先週に続いて「牧場で働こう見学会(関東)」を3月15日に、抽選により当選された総勢19名の方に参加いただき開催いたしました。

 当日は天候にも恵まれ、関西同様に雨具なしでの見学会となり、「幸先良し」での出発。

 鉾田に向かう高速道路の反対車線(東京方面)は、毎度のことですが渋滞が激しく、帰路の心配を早速しなければなりません。

 今回は茨城県鉾田市内の「ビッグレドファーム鉾田トレーニングセンター」と美浦村内の「松風馬事センター」の2カ所を訪問し、関西の見学会と同様に施設見学と従業員の方々との質疑応答と行いましたので、後日体験リポートをホームページ上で掲載いたしますので、ご覧いただければと思います。

 疑問に思いながらも質問する相手が見つからない参加者は「体重制限(騎乗員)」、「勤務体制」「施設規模」など多岐に渡る質疑応答が各訪問先で行われ、事務局としても開催して良かったと感じた一日でした。

 今回、落選された方には、申し訳ありませんが、次回の機会にご応募いただければと幸いです。

以下の写真は見学会でのワンショットです。

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前日までの雨により走路の一部は競馬用語で言う「重馬場」。

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初めて見るウォーキングマシンに参加者は興味深々。

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真剣な表情で皆さんは説明を受けています。

牧場就業促進事務局

2014-03-21

今年の始まりは来年の始まり【ビッグレッドファーム】

こんにちは。ビッグレッドファームの菊池です。

お産も始まり今年のシーズンがスタートしたばかりですが、年が明けてシーズンが来たと言うことは来年の始まりでもあります。

お産の予定がない繁殖たちや、お産が済んだ繁殖たちは新しい命を宿すため種付に向かいます。

その前には、牧場では繁殖の状態をきちんと把握し、受胎の確率が少しでも高まる様に管理が必要です。

26324_2 こちらは当て馬の様子。

繁殖牝馬を牡馬に近づけて発情の良し悪しを確認する作業です。

畳が荒れているのは繁殖の蹴りの痕…。牡馬にとってはセンスと度胸が求められる重要なお仕事です。どの馬でも出来るものではありません。

繁殖によって当て馬の見せ方は様々なので、日ごろから彼女たちをよく知るスタッフが状態を察し、必要となれば直検(直腸検査)です。

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こちらは直腸検査の様子。

獣医さんに繁殖の状態を確認してもらいます。写真ではエコーカメラを入れて卵胞のサイズを目で確認、黄体の有無、子宮や卵巣の発情具合をチェックしています。 

条件が整えば、いよいよ種付です。

26324_4 馬運車に乗せ、いざスタリオンへ。 

来年産まれる仔、楽しみにしてるからね。

沢山の作業を経て無事に産れてくる仔馬達は、この仕事をする上での励みとなります。

2014-03-18

「牧場で働こう日帰り見学会(関西)」について

 多くの方にご応募いただきました「牧場で働こう見学会(関西)」を3月8日に、在来線を利用して2時間以上の行程で参加いただいた方、関東から夜行バスを利用して参加された方など、抽選により当選された総勢24名の方に参加いただき開催いたしました。

 前日の午前中まで、雪模様の荒天が続き心配でしたが、日頃の行いが良いのかどうかは定かではありませんが、当日は晴天となり事務局としては、一安心。

 しかし、寒さは厳しく真冬の底冷えを体験する一同です。

 生き物を扱う以上、どのような状況でも「馬」中心に形成されていることを知っていただくには良かったのかもしれませんが・・・?

 詳しくは、後日体験リポートをホームページ上で掲載いたしますので、ご覧いただければと思います。

 今回、落選された方には、申し訳ありませんが、次回の機会にご応募いただければと幸いです。

 以下の写真は見学会でのワンショットです。

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 最初の訪問先に無事到着し、夢と期待を膨らませる参加者のみなさん(グリーンウッドトレーニング)

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 真剣な表情(背後からの撮影ですが)で育成牧場の説明を受けています(信楽牧場)

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 馬の手入風景見学と、その必要性についても説明を受けました(信楽牧場)

 牧場就業促進事務局

2014-03-17

元気なとねっ子が産まれています。(ビクトリーホースランチ)

2月の末から当牧場でも今年度の“出産シーズン”が開幕しました。

まず初めは、初産となる母馬が2月25日に出産予定日より3日早く女の子を産みました。

初めての出産にも関わらず、大変落ち着いて、愛おしく我が子を見守っています。

今日までに牡牝各2頭ずつ、元気なとねっ子達が産まれています。

今年の出産は皆、寒さ厳しい深夜の時間となっていますが、スタッフも母馬と共に頑張っています。

これから新緑の季節まで続く出産シーズンですが、皆、元気に産まれてくることを願っています。

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2014-03-12

ボクジョブ見学会

 お久しぶりです、ヒルサイドステーブル/信楽牧場の糸数です。

さて、今年も毎年恒例のボクジョブ見学会が行われました。今回も牧場を3カ所周り、私たちの牧場は2カ所目でした。見学場所は信楽牧場で、施設を見学して頂いた後、曳き馬体験を行い、最後に中内田社長との懇談会が行われました。

見学者の方たちも初めての方が多くて何を質問すれば良いのかわからない部分もあったと思いますが、実は初めての方は人間だけで無く、馬も初めての子がいました。

曳き馬に当場したのは、信楽牧場所属の乗馬「マグナム」と、ヒルサイドステーブル所属の乗馬「レガリス」です。マグナムは曳き馬常連ですが、レガリスはなんと一般の方の曳き馬は初体験!しかも信楽牧場も初体験!

レガリスは、通常研修生等の乗馬練習や走路での調教練習で活躍する彼ですが、乗馬指導を行っているうちに「この子、大人しくてやさしいし、嫌なこともじっと我慢できるから初心者にぴったりかも?」と思い、今回初参加させて頂きました!

大勢の方たちにも全く動じず、触れ合いもどうぞどうぞという感じ!彼の優しさが存分に見られました!一仕事終えてヒルサイドステーブルに帰りましたが、ふぅ~終わったというような表情で草を食べていました。

競走馬は、経済動物で人生をかけて走り続ける生き物なので、走れなくなったりした場合、厳しい選択が迫られる場合がほとんどです。一部の馬たちが乗馬として第2の人生を歩むのですが、乗馬で居続けるのも大変難しいのです。

競走馬はプロが扱いますが、乗馬は一般の方たちに向けてなので、大人しく人に従順で我慢のできる子が求められます。それは、小さな頃からの躾や接し方に大きく影響し、レガリスはいろんな人に可愛がられた来たんだなと改めて思います。

競走馬は、身体を鍛えるのが大事!でも普段の扱いはもっと大事!いざという時に第2の人生を歩めるかどうかは、能力ではなく人に対して優しく安全であるかですから。

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※でも走路に入ると昔を思い出してビューンと走ってしまう事もあるレガリスです(笑

2014-03-11

ダーレースタリオンパレード

2月24日 (月曜日) にダーレースタリオンパレードを開催致しました。

例年より少々遅めの開催でしたが、天候にも恵まれぽかぽかした陽気の中、新種牡馬2頭を含む8頭の展示を致しました。

恒例となった合田直弘さんの司会のもと、グリーンチャンネル等で活躍中のフリーアナウンサー、山本潤さんをゲストとして招き始まった恒例のトークショー。

今年はさらに馬産地でおなじみの古谷剛彦さん&村本浩平さんにもお越し頂き、ダーレー種牡馬の話題で会場を盛り上げていただきました。

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トークショーで盛り上がった後は、いよいよ種牡馬の展示。

スタッフの緊張感漂う中、展示のトップバッターを務めたのは、初年度産駒の活躍で大人気となっているパイロ。

均整のとれた黒光りする馬体と鋭い眼光で関係者を圧倒し見事大役を果たしました。

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その後、初年度産駒が活躍中のディープスカイ、初年度から多くの繁殖牝馬を集めたフリオーソ、

絶大な人気を誇るキングズベスト、少ない産駒から大物を送り続けるストーミングホームの順で展示されました。

そして今年ハクサンムーン、アルキメデスなど産駒の活躍が期待されるアドマイヤムーンが登場。

種牡馬としての貫録を見せてくれました。

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トリを務めたのは注目の新種牡馬2頭、モンテロッソとハードスパン。まずは2012年のドバイワールドカップ勝ち馬モンテロッソが登場。ドバイワールドカップをレコードタイムで勝利した実績に恥じない馬体やスピードと躍動感を感じさせてくれる動きを披露し、生産者からの高い評価を得ました。

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そして最後はダンジグ晩年の傑作にしてアメリカで成功を収める大物種牡馬ハードスパン。

日本でも全日本2歳優駿を制覇したサマリーズらを送り出し適性を示している本馬。

世界から評価いただいている好馬体で会場を大いに沸かせました。

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展示終了後は、皆様にご用意させていただいた昼食と共に種牡馬の話題で会話が弾みました。

これから本格化を迎える繁殖シーズンに向け、皆様気合が入っているのが伝わってきました。

今回は中央競馬の代替開催日と重なってしまい、厩舎関係者が少なかったのは残念でしたが、

約700名と多くの関係者で賑わい大盛況のうちに無事終了しました。

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パレードが終わると、さあ、種付けシーズンの幕開けです。

大切な繁殖牝馬を安全かつ無事に種付けし、お客様に心から喜んで頂けるようなサービス

を提供できるようスタッフ一丸となって頑張りたいと思います。

2014-03-10

はじめまして。BTC第31期生の相田です!

3月に入って、BTCのある浦河町の寒さもだいぶ和らいできました。日中は暖かいと感じることも多く、日射しを浴びていると眠ってしまいそうです。心なしか、あくびをしている馬を見かけることも、以前より多くなった(?)気がします。

 私は、この馬があくびをしている表情が大好きです。見ると、いつも笑ってしまいます。「すごい顔だなぁ~。」とつくづく思います。そして、その表情に癒されています。皆さんも是非ご覧になって下さい。きっと笑ってしまうでしょう。

暖かいといっても、朝方や夜はまだ冷え込むので気は抜けません。残りわずかな研修生活も気を抜くことなくしっかり励んでいきたいと思います。

Photo_4 教育用馬その1【モリス君】

2_9教育用馬その2【アクア君】

3_2 教育用馬その3【ロズちゃん】

4_3 教育用馬その4【プリシラ君】

2014-03-07

こんにちは!JBBA35期研修生の廣瀬です。

 2月の終わりから3月に入ってようやく春らしい陽射しを感じられる日が増えてきました。このまま一気に暖かくなって過ごしやすい天気が続いてくれるといいですが・・・そこは三寒四温という熟語があるように少しずつしか進んでいきませんね。 

 さて今回は2月にJRA日高育成牧場に実習に行ってきました。昨年4月に初めて行ってから何度も実習でお世話になりましたが今回で最後になります。今回の実習内容は馬の見方(相馬)、冬季の放牧管理・繁殖牝馬管理について、馬の出産についての復習です。

 馬の見方については前後左右上下のバランス・顔つき・肢の湾曲・トップラインの流れなどなど・・・たくさん見るポイントを教えていただきました。実際に日高育成牧場で生まれた1歳馬で相馬を体験させていただきましたがなかなか難しい。見るポイントが多くてパッと次のポイントに視点を移せません。(セリ会場では頭数がたくさんいるので全頭見ようと思うと1頭にかけられる時間はかなり少ない。)こればっかりは経験がものを言うところもあるので就職してからも良い馬をたくさん見て学んでいきます。

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 冬季の放牧管理については、寒い中でも夜間放牧するべきか日中のみ放牧するべきかどちらがいいのでしょうか?というポイントについてお話しいただきました。冬季の放牧時間を増やすことは怪我をしにくくする基礎体力作りの面では効果があるものの、エサの置き方や飲み水の管理や運動を促進させる工夫など細かな管理が必要になってきます。

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 馬の出産・繁殖牝馬の管理については5月の実習で教えていただいた内容の復習と新たに流産予防について教えていただきました。馬鼻肺炎ウイルスという病気にかかってしまうとドンドン伝染してしまって厩舎にいる牝馬がすべて流産する可能性があるそうです。この病気だけは絶対に防がないといけないそうなので繁殖牝馬厩舎に入る際には必ず靴の消毒とゴム手袋などが必要になります。

 今回案内していただいた冨成先生、村瀬先生などJRA日高育成牧場のスタッフの方々には色々なことを教えていただきました。1年間本当にありがとうございます。実習で教えていただいたことをしっかり思い出して現場の仕事で活かしていきたいと思います!

2014-03-03

はじめまして。BTC第31期生の森本です!

先日、JRA日高育成牧場の育成馬騎乗実習とBTCでの騎乗訓練を一日休んで、浦河から日高山脈を越えた所にある幕別町忠類の白銀台スキー場に行ってきました。

 自分も含めてほとんどの研修生がスキーとスノーボードが初体験で、一日で滑れるようになるのかと不安と期待を抱きながら滑りました。はじめは予想通りみんな転倒ばかりで、中には雪まみれの人もいましたが、すぐに上達して、最後には皆ス~イス~イと滑っていました。今年の研修生は例年より平均年齢が若いため、呑み込みが早かったのかも(笑)。ということで、初めてのスキーとスノーボードを大満喫することが出来ました。

 久しぶりの課外研修を研修生全員で楽しむことができ、良い思い出になりました。

 指導して頂いたK課長、M教官、T教官、Y教官、そしてバスの運転をして頂いたK教官、本当にありがとうございました。

H263_3 滑る前に皆で集合写真。

H263_2 Y教官によるレクチャー中!

H263_4 ゲレンデに歌舞伎役者?

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